三が日の夢 2016年1月

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 皆さんお元気ですか、朝比奈です。

 暮れも押し迫る頃、日本と韓国の間で慰安婦問題で合意をみたという報道が流れ、安倍首相の「最終的・不可逆的解決」という言葉と元首相や左翼の評価を疑問を持って眺めておりました。すると案の定翌日には韓国内の反論から慰安婦像の撤去は怪しくなり、日本側は「撤去しないなら金は出さない」という始末に。正統な歴史認識もなく米国に尻尾を振ってばかりいるからこんなドタバタが起きるわけで、どうもこの頃から寝正月の悪酔いが始まり夢見が悪くなったようです。

 一日の朝は大地震と富士の噴火の夢。今年の記録的暖冬に関して気象庁や御用マスコミが何と言おうと、どうもマグマやプレートの動きと関連するのではないかと思っておりましたのでそのせいでしょうか。いずれにしろ鮮やかな溶岩の色が印象に残りました。

 二日の日は今度は街中でチンピラに絡まれる夢。身体のあちこちを少しずつ痛めつけられる恐怖心から携帯で連絡を取ろうとするのですがなかなかつながらないのです。そしたら側で誰かの「もう検察や裁判所は死んだよ」という声が聴こえてきました。これは恐らく年末に読んだオウムの国選弁護人の本で、「我が国の刑事訴訟システムが完全に戦前型に戻った」ということが頭にあったからだろうと思われました。三日目はようやくうなされたり汗をかいたりせずに起きられましたが、何と「空中浮揚」が完全にできている夢。前日の印象が残っていた所から来たものでしょう。

 まぁ、三日間にわたってとりとめのない夢をみましたが、ひょっとしてこのうちのどれかが現実となる可能性も実は濃厚なのです。現在の混沌は恐らく95年頃から顕在化してきたのであり、この年は阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件等があったのですが、地震はともかくオウム事件の真相は今もってはっきりしないのです。私たちはあの頃、仕事が忙しいやら家庭の問題に振り回されるやらでこれらの件について深く考えずに来てしまったのですが、今思うとその延長線上に9.11や各種のえん罪事件が位置するのであり、最近のこの国の劣化もそこらに原因があるような気がします。

 では、来月またお目にかかりましょう。