皆さんお元気ですか、朝比奈です。
尖閣や竹島の問題に端を発した中国や韓国との緊張や、民主・自民両党の党首選と政界再編の思惑が巷間をにぎわしているせいか、新聞・TV等は話題に事欠かないようです。まぁ、確かにこちらも大変なのですが、ついこないだまで大地震・大津波、火山灰などと大騒ぎしていたのは、一体何なのかと思ってしまいます。外患も四面楚歌ですが、私達は常に地震・火山列島にいることも忘れてはならないでしょう。
そこで、列島各地の地震・火山のエネルギーの最新情報をお届けしたいと思います。
先ず、地震のひずみのエネルギーを視てみると、東海エリアがかなり高く、関東や新潟が中くらい、南海・四国九州・北海道・東北等は低いものと思われます。次に、火山のマグマのエネルギーになりますと、富士をはじめ浅間山・磐梯吾妻・鳥海山のほか大島三宅島はエネルギーが高く、九州や北海道は低いという結果になりました。東日本大震災による地殻構造の変化は、フォッサマグナの西側ではプレートの動きに影響したようですが、東側ではエネルギーの放出で逆にやや安定したといえるでしょう。しかし火山に関して言うと、フォッサマグナ以東のエリアにおいてはエネルギーがたまりつつあると考えた方が無難です。
そして、カギを握るのは東海地震が先に来るか、富士火山帯の噴火が先に来るかという点かと思われます。これらはどちらが先に来てもおかしくない状況にあり、二つが連動することと富士と他の火山との連動も十分警戒せねばならないでしょう。いずれにしろ、今後は東日本各地の火山の動勢に注意しつつ、東海地震の兆候に気をつけるべきかと思われます。私達は内憂外患の多い国に住んでいるのであり、万が一のとき国家が頼りにならないことは、今回の中国での暴動被害を視ても分かることです。私自身は、10月に以前から兆候が濃厚だった鳥海山系に旅してまいります。
では、来月またお目にかかりましょう。