「ラスト・プリンセス大韓帝国最後の皇女」を観た

「横田早紀江だの飯山一郎だのは出来損ないの皇国史観だ」

属国の偽選挙に飽き飽きして日曜日は、
韓国映画「ラスト・プリンセス大韓帝国最後の皇女」を観ました。
大韓帝国の皇帝・高宗(コジョン)の末娘、つまり朝鮮王朝最後の王女となった、
徳恵(トッケ)翁主の苦悩の半生を描いたものです。
内容は監督への取材記事記事をご覧ください。

映画は、日本による韓国併合後の1919年、当時7歳の徳恵翁主が高宗ら両親の寵愛を受け、高宗の侍従の甥キム・ジャンハンに見守られながらすくすく育つ場面から始まる。成長した徳恵翁主(ソン・イェジン、35)は民衆から人気を集めるが、日本政府の意を受け王室を所管する李王職のハン・テクス長官(ユン・ジェムン、47)から危険視される。1925年、12歳にして日本の学習院への留学を命じられた彼女は、日本の着物を着せられ、侍女ポクスン(ラ・ミラン、42)に伴われて日本へ。日本の元皇族・方子妃(戸田菜穂、43)と結婚した異母兄・英親(ヨンチン)王の東京の邸宅で暮らしながら望郷の念を募らせるうち、ジャンハン(パク・へイル、40)と再会する。ジャンハンは日本陸軍少尉となる一方で、ひそかに上海の大韓民国臨時政府とつながって独立運動を率い、徳恵翁主や英親王を上海に亡命させる計画を進めていた。ハン長官による監視がさらに強まるなか、徳恵翁主は旧対馬藩の当主・宗武志伯爵(キム・ジェウク、34)との政略結婚が決まる――。
――(中略)――
ちょうど2010年、フィクションを交えて書かれたクォン・ビヨン著の歴史小説『徳恵翁主―朝鮮最後の皇女』が韓国でベストセラーに。ホ監督はそれをベースに、本馬恭子著『徳恵姫 李氏王朝最後の王女』(1999年)を参考にしながらリサーチを重ね、製作に臨んだという。
映画には、小説とは異なるフィクションも織り交ぜられている。だから冒頭、「事実と異なる部分がある」という断り書きを流している。ジャンハンや侍女ポクスンは架空の人物で、戦時中に朝鮮半島から動員された「徴用工」の不満を抑えるため徳恵翁主が駆り出されて演説する場面や、紀元節の記念行事で独立運動家が手榴弾を投げる場面、亡命を試みる設定はフィクションだ。その背景について、ホ監督はこう説明した。「徴用工の中には組合活動をした人もいたという記録が残っていて、彼らの感情を緩和するため王室の人に話をさせる場面があったとしてもおかしくない、十分に起こり得たと感じた。亡命作戦は、上海臨時政府が王室の人たちを亡命させようとしたという記録をもとに作り替えた。紀元節の記念行事での事件は、1932年に独立運動家の李奉昌(イ・ポンチャン)が昭和天皇のパレードに手榴弾を投げた桜田門事件をもとに撮っています」

観終わってから感じたことは、
私たち日本人は朝鮮半島の歴史など何も知らないということでした。
実際拉致被害者についてのことばかりが大きく取り上げられ、
横田めぐみがどうしたとかいう事ばかりが取り上げられ、
それすら日本が誠実なのに北は嘘ばかりという論調なのです。
以前も書きましたが2002年9月の日朝平城宣言、
を一方的に破棄しているのは日本政府と日本国民なのでは。
大日本帝国と日本軍部による策謀は以下の通り。

この朝鮮王家は大日本帝国の謀略により、毒殺だの退位だのが繰り返され、1907年最後の皇太子李垠(い•うん)は、伊藤博文により、11歳にして日本に留学=人質になるわけですが、さらに日本皇室の梨本宮方子との、「内鮮一体」を目的とする政略結婚がなされたことが、事態を複雑にします。

この事態を受けて現在の日本国民の生半可な認識は以下のようなもの。

その代表的なものが、
「李方子さんは、映像に出て来る顔を見れば分かるとおり、横田早紀江さんのお母さんである。つまり、北朝鮮に拉致されたとされている横田めぐみさんのお祖母さんである。と言うことは、北朝鮮の金正恩(じょんうん)の曾祖母さんである。金正恩は日本の皇室と李氏朝鮮王朝の両方の血を受け継いでいると言うことである」
とするものです。

しかしあそこで問題となったYES/NOの課題ですが、拉致された横田めぐみさんのお母さんが李方子にそっくりなので 、「李垠・方子夫妻に女の子はいたのか」という課題を見てみました。YES/NOの答えは2対0で女の子がいたとのこと。当時の京都の寺院は皇室との関係が深く、嫡子または嫡男でない子供達を引き取った例も多々あったということです。
しかしながら、横田めぐみさんが金正恩の実母ではないということは、
「金正恩は日本の皇室と李氏朝鮮王朝の両方の血を受け継いでいる」
などという論理が成り立たないということになります。
それと、「北朝鮮は、戦後日本軍部の工作員が作り上げたもので、
金日成などは抗日パルチザンの 英雄たちをないまぜにして作り上げた偶像だ」という説がありますが、これもYES/NOで見ると圧倒的にNO。
ですので、ベンジャミンフルフォードの説や、
宇野正美氏の説などは眉唾物。北朝鮮関係ではこの他にも元公安関係者の証言とか色々あるのですが、これらは全て陰謀論と考えてよいかと思われます。

というのが最終結論なのです。
私も以前はこうした陰謀論者の話に引きずられたこともあったし、
あの頃はなぜこんなに日本の論客の言うことが、
YES/NOで否定されたのかよくわからなかったのですが、
今日紹介した映画を観て納得できた次第です。

こうした論理の代表的な論者が飯山一郎だったわけですが、
現在時点で飯山の代表的な本の紹介文を読むと、
完全なアナクロニズムと皇国史観の混合物と断定できるわけです。

・横田めぐみさんは今も生きている!
・誰も言えない「めぐみさんと金正恩」の関係
・キーマン呉烈という老軍人に注目!
・金正恩は筋金入りの軍人であり、諜報のプロだ
・金正恩が握る超小型爆弾の性能を探る
・済州島から丸見えの北朝鮮であった
・タングステンとウランで大儲けする北朝鮮
・金正恩は錦濤とサシで朝食を摂る間柄
・大韓航空機爆破工作の準備期間の出来事
・平壌で活躍する在朝日本人とイスラエル人の行方
・錦濤も温家も習近平も、金正恩のために働く

近代天皇制絶対主義と米国による太平洋戦争史観を克服しなければならなかったのですがここまで来れば土人たちの命で以て贖うしかなくなった
と考えられます。
遺伝子ワクチンとレプリコンさらに 5G電磁波攻撃、
がこれから更なる猛威をふるうものと思われます。

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