ニュース24年8月

先月は19世紀のパリで活躍したC.ベルナールやA.ベシャンの研究をご紹介して、細菌等には本来的病原性はなく、あのパスツールでさえ「病原菌理論は間違いだった」と遺書に記した事をお話ししました。そして過去に蔓延した伝染病の原因にしても、衛生環境の悪さ・栄養低下・気候の変化・空気の汚染などがあったようで、私達は病気の原因として環境の変化や天然の毒物(毒を持って毒を制した)、特に近代以降は農薬・化学物質・電磁波・放射能等に注目すべきと申し上げました。
では「病原性とは何なのか」という疑問に辿り着くわけですが、代表的な病気として「がん」を例にとって考えてみますと、少なくとも現在の我が国の定義からはその原因・治療・予後が明確ではない。それで大橋眞名誉教授の「医学界はガンが何かわかっていない」という主張につながるのですが、面白いのは「米国では抗がん剤や放射線治療をやめてから、がんの死者数が激減した」という事実。故近藤誠・宗像久男医師の説が正解だったわけですが、これは評論家の立花隆氏も著書の中で指摘。また「世界初の抗がん剤は第一次大戦で使用された毒ガス(マスタードガス))から生まれた」という説明からも分かるように、私達は一度根本的に考え直す必要があるようです。
ナチュラル・メディシンの立場からは、「がん性腫瘍は、基本的に血流を汚染している毒素を収集するために体が作成する袋。生検は袋を割って開くことで、有毒物質を体内に放出。放射線療法は体にショックを与え、腫瘍を破壊するのに必要なエネルギーの負担に」という説明なので、カラダは「治そうとしてくれており殺そうとはしていない」と考えられます。さらに、「小児がん患者に投与された抗がん剤成分、付き添い家族の尿から検出…尿や汗介し吸収か」という記事を見ると、「近現代医学の発想そのものが病原性の根源」と考えざるを得ないのではないでしょうか。

皆さん「ワクチン」に肯定的なのも無理有りませんし、かく言う私どももついこないだまでは同様だったのです。S・D様のご見解が我が国の良識派の代表的ご意見と申し上げられますが、実はジェンナーの種痘ワクチンの有効性を裏付ける証拠は一切なく、それどころか20世紀初頭まで遡った資料によると「天然痘の死亡に匹敵する数のワクチン誘発死亡があること」が証明された。また1914年には、「当時人口約30万人のレスター市が30年間乳児予防接種を放棄していたが、『奇跡的に』天然痘死亡率の『大幅な減少』を経験したとの公式報告が」(詳しくはDr.朝比奈Blogで「ジェンナーの真実」を検索のこと)。これは「スペイン風邪」流行時にも同様で、殆どの病人はワクチン接種者だったという事で、ワクチンに予防効果はなく栄養や衛生状態の改善によって治癒していったということです(先月の「ナイチンゲール」も参照)。
このような話少しショッキングですが、元国立公衆衛生院感染症室長・母里啓子医師(右)や真弓小児科・真弓定夫医師(左)など、ワクチン否定派は21年10・11月までに死亡。一方乳幼児突然死とワクチンの因果関係が明らかになりつつあるほか、発達障害との相関関係も指摘され始めたのです。このように見て来ると、私達は「ワクチン」や「免疫理論」を根本から見直す段階に来ているわけで、近現代医学の総体を根底から組み立て直す責任がある。当事者にとっては苦しい作業ですが、今始めねば出口が見えてこないのも確かなのです。

 

医療行為のせいで何らかの症状を発症することを「医原病」と言いますが、03年発表の「医学による死」という研究では、米国の医原病死は年間推定78万人以上、心臓病またはがん死を超えて、医原病が主要な死因となっています。

医療過誤──そんなものは他人の事だと思っていた。 会社の健康診断で高脂血症と診断された際には、食事などの生活習慣も変え、積極的に健康になるために医師のアドバイス、そのささやかな願いはすべて壊された。医者から出された中性脂肪とコレステロールの薬のせいで、結局治らない体にされ、私は今、死んでいる。元気で働くために、家族で幸せになるために、そして長生きするために飲んだ薬のせいで──。 俺を地獄へと叩き落したバカ医者と拝金主義の製薬会社共。本当の命の大切さをたっぷり教えてやる、このまま黙って殺されてたまるか。

現代医学の「対症療法」の必然的結果ともいえるこうした悲劇を避けるためには、疾病観の根本的転換が必須であり、カラダが本来持っている自然治癒力を最大限に引き出す方向=ナチュラル・メディシンへ向かうべきなのです。

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