中国に飲み込まれる現実
「東アジアという緩やかなコンヴィヴィアリティを指向する事こそタイムリーであり、そのためには大日本帝国や皇国史観を超克し千三百年間の改竄から正しい歴史観を身に付ける必要がある」
一昨日トランプ関税の意味を考察しましたがそこで、
「関税騒動は米債務削減のための財政的手腕であり、最も大きな打撃を受けるのは間違いなく日本と韓国、特に日本→→列島は土民諸共絶滅へ」、
と申しあげました。
そしてその前日田中宇氏が以下のように指摘していた。
英国系は、戦後ずっとアフリカ諸国の発展を阻害し、アフリカの人々に貧しい状態を強要し続けた。そういう展開が中露印などに拡大する。中国はアヘン戦争後の混乱に引き戻される。
これは、世界経済や人類の幸福の観点から、阻止すべきことだ。英国系(米覇権)が延命のために他の世界を破壊しないよう、トランプ(隠れ多極派)が英国系を潰している。株の暴落は必要なことだ(あなたの雇用やNISAが犠牲になるのは仕方がない)とトランプが言っている。
戦後の日本は、外務省を筆頭に、ゴリゴリの英国系傀儡だ。英国系が中国やロシアをアフリカみたいな貧しい永久混乱に陥れてくれるなら、傀儡も居心地良い。しかし実際は、英国系が隠れ多極派にしてやられ、中国は発展して米国をしのぐ大国になり、ロシアはウクライナ戦争に勝ってしまい、挙句の果てにトランプが英国系を潰している。
トランプは高関税策を「米国は解放された」と言っている。この言葉の真意は「米国は、英国系に牛耳られて単独覇権体制を強要されていた事態から解放された」である。
そして日本も、喜んで英国の傀儡になっていた事態から解放される。中国の属国・傀儡になるのでなく、日本が独自に非米側との関係網を作っていく必要がある。
中国はすでに一帯一路を構築しており、日本よりはるかに進んでいるが。それに、英国系が潰されるのに何も対応しない無能・小役人な日本外務省は、中国の属国になって事足れりとするのだろうが。けっこう絶望的ではある。
そしてこれを韓日側から見ると以下のようになると引用しました。
トランプ大統領が課した25%の自動車関税で最も大きな打撃を受けるのは、間違いなく日本と韓国、特に日本である。
日本と韓国はすでに、世界規模で台頭する中国のEVとの直接的な熾烈な競争に直面しており、米国市場は基本的に彼らにとって唯一の「安全な場所」であった。なぜなら、米国は以前、 中国のEVに100%の関税を課しており、今やその安全な場所はもはや安全ではなくなったからだ。日本経済の最後の柱である自動車産業は、非常に厳しい未来に直面することになるだろう。
近年、日本では悲しいニュースが数多く報道されている。例えば、米の価格高騰、売春産業の活況、梅毒の蔓延などだ。本質的には、これはかつて日本を支配していた家電、機械、造船などの製造業が中国に取って代わられた結果である。日本の自動車産業も衰退すれば、日本の未来は北東アジアにおけるタイのようになるだろう。
このように見て来ると、
今後我が国は中国の巨大な影に覆われてゆくと考えられますが、
4月9日にNHKが「クローズアップ現代」で、
ワクチン接種後の健康被害と救済制度を特集したというのは、
大陸半島勢へ向けた進軍ラッパだったのではと思われます。
鵜川氏はじめ識者が「本質は報道されない」とか、
「NHKはまず謝罪すべき」とか言っているのは期待過剰の見当違いで、
彼等には「8千万人とか 5・6千万人までの数字が見えて来たのでは」、
と申しあげました。
この目的のために役立ったのはワクチンはもちろんですが、
放射能や農薬化学肥料・添加物・遺伝子組換、
さらに現在進行形の電磁波攻撃やケムトレイルだったわけです。
またその記事中で「なぜ今このタイミングでこんな放送を」、
という疑念に対する答えとして、
「ワクチンは安全だけど、【稀に】副反応が起きるかもしれない」と同じことを何べんも繰り返し、
「そうだよね。たまにはしょうがないよね。基本的に安全だし、打って死ぬ確率低いよね」、
と【再洗脳】するのが目的というのが当たっていると申しあげました。
ここで少しさかのぼって、
2019年に筆者が書いた日本古代史論の序文からの引用を。
2018年春に、室伏志畔氏の「誰が古代史を殺したか」に出会った私は、自身が戦列から離れた70年代後半から 2000年初頭にかけて、この国のアカデミックな歴史学を揺るがす大きな発見があったことを知らされました。時系列で言うと、70年代から相次いで発見をみた中国長江流域の集団稲作文明の遺跡と我国の稲作文化とに共通点が見られることから、呉越の民が大陸から漂着してきた可能性があること。次に、80年代の神庭荒神谷遺跡と 90年代の加茂岩倉遺跡の発見により、従来は近畿起源と考えられていた銅鐸が出雲に由来し、このことが出雲王朝実在説を裏付けるのではないかと考えられていること。さらに、古田武彦により早くから提唱されてきた万世一系の大和朝廷に先立つ九州王朝説が、民間史学者により 90年代以降ほぼ実証的に裏付けられてきたことなどです。
70年代以降、敗北感を引きずって出自を憚ってきた感のある私は、自己の知的後退と頽廃に赤面しながら自らの不明を恥じるしかありませんでした。確かに数年前この国の超古代史論について研究する中で、「記紀は大本営発表であり、伊勢神宮への皇室の参拝は明治以降である」などとは知っていたのですが、それはあくまでも「記紀」が正確な史実ではないというぐらいで、「記紀」神話もあちこちから集めてきた説話の換骨奪胎に過ぎないという程度のものでした。それはまさに室伏氏の言う、一見科学的な外見をまといながらも根本的には「天皇制国家の本質」に迫りえない戦後の歴史学の次元にとどまるものであり、それこそ旧左翼の根本的弱点であると考えられる所以です。
現在の或いは近代以降の日本国家を相対化するには、「天皇制の相対化」が本質的な課題となりますが、それは何もどこそこで万世一系が途切れたとか、ここで南朝が北朝に変わったとかをあげつらうことではなく、天皇制国家のイデオロギー的擬制を国家論のレベルで打破することが必要だと考えられます。室伏氏が語るには、「イデオロギー的な擬制としての自覚を支配層は時とともに失い、いつしか遠い昔から天皇は大和にあったとする錯誤に陥ったのに並行して、大衆に生じた〈奴隷的観念〉に吉本隆明は〈日本の敗北の構造〉をこう見た」のだということです。
このように総括した吉本隆明氏も1996年8月遊泳中に溺れ意識不明の重体になり、
緊急入院して一命を取り留めたあとは鋭い舌鋒も抑制されたわけです。
当時ある新興宗教団体の批判に全力を挙げていたことが、
事件の背景にあるのではと考えておりましたが客観的証拠はありません。
そんな中で天皇明仁が 2001年に自らの出自を古代百済に重ね合わせて、
前代未聞の記者会見を行ったわけですが、
このころから我が国の言論空間もかなり右寄りにシフトしたといえます。
その流れで全国的に大陸半島勢の労働力なしには、
各業種とも成り立たなくなっていったことはご承知のとおりです。
特に小売業サービス業の休日の状態などは、
すでに日本人が除外されて大陸半島勢が幅を利かしていることは、
「時代の流れ」というよりは占領計画と考えてもよい位です。
このようにして現在につながってくるわけですが、
いくら日本人の団結を説いても既に8千万人がコロナワクチンを接種し、
残りの者達もシェディングでナノテク媒体を取り込んでいる中、
どうやって日本人の特異性を発揮できるのか難しいというのが現状ではないでしょうか。
むしろ「東アジア」というラインで緩やかなコンヴィヴィアリティを指向する事こそタイムリーなのであり、そのためには大日本帝国や皇国史観を超克し千三百年間の改竄を糺す必要がある
と思われます。
邪馬台国が近畿にあったのか九州にあったのかとする不毛な議論や、
好太王碑文の解釈の違い、
645年の乙巳の変を大化の改新とした大幅な偽装とか、
白村江の敗戦の実態など日本書記は隠ぺい・改ざん・偽装だらけで、
古代の事実が日中韓でそれぞれ違うという現状から統一した古代史への作業が必要だと考えられます。