抗原抗体反応とは(3)
「現代免疫学は仮説だった」
前回は(2)として、
荒川央氏の自己免疫疾患についての記述で、
現代医学の研究者たちが抗原抗体反応をどのように考えているか、
をみてきました。しかし、
「もはや、一体どこで自己免疫反応が起こるか、予測がつきません」とか、
「これについてはいまだ確定的な研究がなく」とか、
「T細胞の抗原特異性はほとんど解析できません」あるいは、
「『自己免疫疾患』というカテゴリーに分類されている病気がいくつあるのか、100個あるのか200個あるのか、知りません。ただ、病名が付いてないものの、現に存在する自己免疫疾患は、100個200個どころでは済まないはず」
などという考察を見ると、
細部にわたっての研究はされているが、
現代医学は木を見て森を見ていないのではないかと感じられます。
では、この袋小路から脱出するにはどのように考えればいいのか、
ここで出てくるのがドクター崎谷が言うことなのです。
つまり、
「抗体値が高い人ほど新型567なる感染症に発展しやすく、かつ重症化しやすくなります」
という話は、
荒川氏などが言う「抗原原罪」のことを指していると考えられます。
さらにADE「抗体依存性感染増強」については、
既に昨年次のようにまとめました。
「スパイクタンパクにより誘導されるのは、感染を防ぐ『中和抗体』と防がない『結合(非中和)抗体』の二つなのですが、非中和抗体(結合抗体)の方はウィルスを免疫細胞に侵入させて、免疫の機能を混乱させる。これを避けるには、獲得免疫=液性免疫ではなく、自然免疫=細胞性免疫を主体に活用したほうがいいと北里大学獣医伝染病学研究室・高野友美准教授が」。
こうしたことを前提にドクター崎谷の驚くべき記事をご覧ください。
メインストリームの現代医学の免疫学なる分野では、「一度感染すると抗体が形成されることで、免疫がつく」という奇妙な理論を医学生や一般の大衆に押し付けてきました。
これを「抗体仮説」とよび、典型的な偽サイエンス(pseudoscience)であることを拙著や過去記事で繰り返し述べてきました。
――(中略)――
「抗体仮説」や「集団免疫」という造語は、サイエンスではなく、権力者の道具として使用されたのです。
ワクチン予防という人工削減兵器の導入のために「抗体仮説」や「集団免疫」という用語を造語しただけです。
それで、現在の課題である「アレルギー関係三部作」、
「アレルギー・アナフィラキシー」「自己免疫疾患」、
さらに「血清病・遅延型アレルギー」を考えると、
これ等は抗原抗体反応につきものの反応で、
ワクチンとか液性免疫とかの考えから脱出しない限り無理、
という事がよくわかる。
今月のチラシにはこうした結果を予想して下記のように書いたのですが、
やはりこの考えが当たっていたようです。
急増するアレルギー性疾患について、反応を止める・軽減するといった旧来の概念を大幅修正し、“カラダが答えを知っている”との考えを元に、体内の毒素・異物を排出するための反応と捉え直すことで、全てのタイプに対応することに成功。
これでアレルギーは卒業なのですが、
受講者の生活事項が変わるまでの間反応が出ないような「劇的な健康法」も伝授
することでクレームは出ないと思われます。