雁屋哲の嘆息

「今がどん底かも」

昨日、東海アマブログで、
漫画「おいしんぼ」の鼻血描写の作者である、
雁屋哲氏のブログのことを知りました。
何でも、

当時、雁屋氏本人よりも漫画を掲載した「スピリッツ誌」編集部への誹謗中傷電話が集中し、
20回線ある電話がなりっぱなしだったという。
雁屋氏は、おそらく個人的な抗議ではなく、組織化されたプロのクレーマー屋が
小学館に圧力をかけ連載を止めさせようとしたのだろうと推測している。
今年になって、当時の編集長が日中のデジタル・ゲーム関係のフォーラムに
参加を請われたのだが、北京の日本大使館からNGが出たそうだ。
またこれも今年の出来事であるが、あるテレビ局で「美味しんぼ」の一場面を
取り上げるので雁屋氏に許諾を求め、電話取材する話があったが、
一転してテレビ局の上司の進言で「美味しんぼ」を取り上げないことになったという。
別のテレビ局では、対談相手のジャーナリストに開口一番、
「僕は雁屋さんに反対です」 と言われ不快な思いをしたという。
集まりに出席しても、参加者の雁谷氏に対する態度が妙によそよそしいそうだ。

ということで、
放射能被害に関する告発をする者は各業界で、
バッシングなりネゴレクトなりをされるとの報告。

実は、今月目の病気に対するイントロダクションを実施したのですが、
この反響が結構大きかったのです。
緑内障をはじめ白内障などに関して、
現在やや不自由を感じている人も含めるとかなり多いということの証明。
例えば白内障の眼内レンズの出荷枚数が、
2011年の福島第一の事故の後急増していることは前にも述べましたが、
緑内障も潜在患者を含めるとこのころから急増しており、
「おいしんぼ」の鼻血は耳鼻咽喉系統に来たわけですが、
目も酸素要求量が非常に高い代謝の激しい組織ですし、
外界に直接触れていることもあり、
このような形で異常が突出してきているのではないか。
今回私が理論的なベースにした眼科医は、
様々な要件を考慮してか放射能については言及していなかったのですが、
栃木に立地しているわけですので、
ご本人は目の病気と放射能の関係について十分把握しているものと思われます。

それで、今週は安倍の催した桜を見る会のことなどが、
必要以上に大きく取り上げられて、
くだらない芸能人やスポーツ選手のことなどが話題になっている中、
上記雁屋氏の文の最後の記述にひかれました。

このテレビ局の話は別にして、私の鼻血問題を通じて言えることは、この国では真実を語ってはいけないと言うことです。
反対に、安倍晋三首相とその取り巻きたちはどんな嘘を言っても誰もとがめません。
安倍晋三首相は2013年9月7日にIOC総会で、オリンピックを東京に招致するための演説を行いましたが、福島第一原発について、
「福島の放射能は、福島第原発からの放射能に汚染された水は福島第一原発の港湾から0.3キロ平方メートル以内に完全にブロックした」
「福島の現状は完全にコントロールされている」
「福島第一原発はこれまでに東京にダメージを与えていないし、これからも与えない」
と言いました。
私は、2013年10月3日付けのこのブログに、「Open letter to the IOC」と言う記事を書き、それが、全部嘘であることを指摘しました。

Open letter to the IOC


外国人にも読んでもらえるように英文で書いてあります。
私の書く英文だから、極めて平易です。ご一読下さい。
そんな嘘を言った人間が、私が実際に体験した鼻血を風評だというのですから呆れるばかりです。
また、その嘘を見逃すこの日本の社会にも呆れるばかりです。
一つの国が滅びるときには必ずおなじことが起こります。
支配階級の腐敗と傲慢。
政治道徳の退廃。
社会全体の無気力。
社会全体の支配階級の不正をただす勇気の喪失。
同時に、不正と知りながら支配階級に対する社会全体の隷従、媚び、へつらい。
経済の破綻による社会全体の自信喪失。
これは、今の日本にぴったりと当てはまります。
私は社会は良い方向に進んでいくものだと思っていました。
まさか、日本と言う国が駄目になっていくのを自分の目で見ることになるとは思いませんでした。
一番悲しいのは、腐敗した支配者を糾弾することはせず、逆に支配者にとっては不都合な真実を語る人間を、つまはじきする日本の社会の姿です。

まぁ、しかし雁屋さんよ、
安倍一派もそろそろなのではと予知されている
ので、もう少し頑張ってやっていきましょうや。

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