超次元エネルギーとは何か?
この「超能力」を用いて可能な事象は、主に医学的成果としてもたらされて来ました。私は病院を運営しておりますので、具体的なデータやカルテにその間の経緯が記されていますが、”対症療法”の限界にあってなすすべもなく手をこまねかざるを得ない症例が、見事に治癒していった事例は枚挙に暇がありません。とくにこの力は”腎不全”・”脊髄損傷”・”ガン”・”脳血管障害”・”肝臓病”など、現代医学が不得意とする分野で驚くべき変化をもたらして来たのです。
その効果の表れ方から、人(や動植物)には現代科学によっては未解明の何らかの”量子構造”があり、この力はそこに作用するのではないかと考えられます。しかしながら、分子レベルまで解明された現代薬理学の大系を取り上げるまでもなく、この力がどこに由来し、どのように作用していくかは全く不明であり、自他共に未解明であることを認めざるを得ません。歴史上の文献をひも解いてみますと、F.A.メスメルの唱えた”動物磁気”・あるいは、W.ライヒが独自に研究した”オルゴン・エネルギー”・またわが国で言えば楢﨑の主張した”宇宙エネルギー”などが私たちの力と似ていると思われますが、いずれもその実体やメカニズムは不明のままと申し上げてよろしいでしょう。
こうした混沌の中にあって、ある者は自らの力を”気”や”プラーナ”と称し、他のものは”ピラミッド・パワー”と呼び、”重力波”や”タキオン”などと名付けている人々もいるようです。私たちの力が果たしてこれらの人々の唱えるものと同一のものなのかというご質問には、今の所「どうも違うようだ」と申し上げる他ありません。けれども私たちの基本的立場は、この力を狭い集団の中の特殊な出来事に止めず、各界の専門家や学者と共にその実体を解明していきたいというものですので、将来的には糸口が開かれるものと期待されます。ただ、既成概念にとらわれることを避けるため、あえて山岸の提唱した「超次元エネルギー」という呼び名を用いたいと思います。
この超次元エネルギーの領域は何も病気の治療に限定されるわけではなく、工夫次第でさまざまな応用が可能だと考えられますが、その道筋はこれまでの私達の経験の中で育ちつつあります。人や動植物には劇的に作用しますので、医学・薬学は勿論、食品産業や農林水産業の各分野に応用すればどれ程の成果が期待できるか見当も付きません。またその直進性とスピードを考えれば、次世代の通信手段として研究の余地に富むとも言えます。さらにフリーエネルギーとしての性質や重力への影響、気象や地質学的アプローチが可能なことなどを考えると、科学文明のあり様を根本から揺さぶることになるかもしれません。
現在の所、「超次元エネルギー」の源がどこにあり、どのようなメカニズムで生体や物質に作用していくのかは全く不明ですが、理論的解明よりもその応用が先行していく過程は、どうやら電気や磁気の場合と同様な過程を辿ると考えられます。