老齢のわんこ
「問題は多々あり」
昨日は、千葉県のOさんからの電話相談で、
いろいろあったのですが、
一番問題だったのが、老齢のわんこの歯の件。
ミニチュアダックスの11才ということで、
歯がボロボロになり、
口腔外科の手術を控えているとのこと。
歯槽から副鼻腔などへ漏管が出来、
抜歯が必須の歯が数本、
他にも手術時点で判断すべき歯が何本かあり、
もちろん麻酔下での処置となるそうです。
(出典:http://www.graceandmartina.org/category/%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%83%81%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%95%E3%83%B3%E3%83%88/)
会津の家で飼っていた犬も17.5才まで生きたのですが、
晩年は歯も弱くなって固いものがダメになり、
そうこうするうち後ろ脚が立てなくなり、
約半年ほど寝たきりで過ごし亡くなりました。
また、千葉にいた時種々の事情でまい込んできた猫も当時既に19才を越え、
最初から口内炎があってかわいそうでしたが、
最後は食べられなくなって20.5才で亡くなりました。
栄養状態の改善や医療の進歩で、
ペットにも高齢化の波が押し寄せ、
生活習慣病が増加しているわけですね。
(出典:http://psnews.jp/cat/p/10450/)
これら症候群に現代医学がほとんど無力なのは、
人間でも動物でもほぼ同じ、
その時々の対症療法で対処するしかない状態です。
歯とか脚とかも大変なのですが、
最近は脳機能障害などもあるようで、
ボケが始まったペットの話なども聞きます。
部外者には全く限界効用の低い話なのですが、
当事者にしてみればかなり深刻で、
人間の様に医療保険もないので費用負担も大変。
Oさんのわんこには、
手術や麻酔に耐えられるパワーと、
口内細菌等による、下降性の感染などを防止するパワーを送っておきました。
こうした問題、
当サイエンスでもある程度取り組むべきかと思いますが、
ネコに魚、犬にドッグフードといった程度の現状では、
なかなか困難なのが実情。
超能力獣医でもいれば何とかなると思いますが、
ちょっと無理だろうな―と思います。
何故なら、
獣医は医者よりはるかに唯物論者
が多い状態だといえるからです。
知的・文化的に医師よりかなり劣り、
市場規模も小さく、所得水準もはるかに低いので、
根本的に欧米のような肉食社会とは異質というのが、
日本の獣医のようです。