過労自殺予備軍

「生真面目な性格」

昨日は長野県のOさんからの電話相談で、
製薬会社勤務の娘さんの問題。
この娘さん、4年生の理系大学の後医大の大学院の生命科学科卒、
その後製薬会社に入って治験モニターをしているが、
最近過労のせいでウツ気味とのこと。
お母さんは「頑張って」というのですが、
そう言われると「死ねって言われてるみたい」と感じるそうです。
「じゃあ、休むか辞めるかしたら」というと、
「患者さんが待っているので、やめられない」との答えが。

(出典:https://news.allabout.co.jp/articles/o/915/)

気丈で心配なお母さんは、
「娘にこの仕事向いているのか?」と仰るので、
YES/NOでみると、どちらともいえないという結果に。
「では、娘の能力不足では?」と仰るのでみてみると、
これは圧倒的にNO。
で、逆に現在の勤務状態をきいてみると、
夜は11~12時、土日も原則出勤とのこと。
「それじゃ、身体がくたびれて正常な判断能力が低下する、
そんなこと、何も超能力でみるまでもない」
と申しあげました。
実際、生真面目で几帳面な人が追い詰められるのですね、
だって、親子ともどもまるで催眠術にかかったようなんですから。

(出典:http://www.excite.co.jp/News/android/20161004/Appget_News_209328.html)

とにかく、今の娘さんに心理的負担にならない、
オールタナティブな提案をしてあげるのが良いと思い、
いろいろきいた結果出てきたのが、英語留学。
過去に研究職を志望したけど、
ここで引っかかって落ちてしまったという履歴の持ち主ですので、
かなりよさそうだし、ただ休んでいられない性格の人向き。
何もしないでゴロゴロに罪悪感を感じるタイプの人(これがまさに日本人)、
にはうってつけではないですか。
それにしてもこの国の若者たち、
低賃金で生産性が低いのは、
ここらあたりに原因があったのですね。
それと、OECD加盟先進主要7カ国中で最も低いといわれる日本の生産性
行政や企業経営者は、
古い日本型システムを早急に見直すべき
であり、
そうしないとアジア各国にまで抜かれてしまいそうです

(出典:http://toyokeizai.net/articles/-/70695)

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