嫌韓・嫌中論者の間違い
「歴史的事実を把握していない」
トランプのアジア歴訪が続いていますが、
日本にいるとあたかも安倍とトランプが結束することで、
北朝鮮たたきがうまくいっているような情報ばかりですが、
韓国では握手もままならず、
中国では習近平の戦略にまんまとかかっているよう。
右翼はこれを不満とし、
「中国に「降伏文書」を差し出した韓国 THAAD追加配備も拒否する「3NO」」
とか言っていますが、
安倍みたいに、
トランプやイヴァンカの靴まで舐めそうな姿勢とどっちがいいのか。
問題はこうした考えのベースに、誤った歴史観があること。
例えば、
「 朝鮮半島は国ではなく地域に過ぎないのであり、歴史的に見れば千数百年に及ぶ中国王朝の一部だった。朝鮮半島は中国王朝の首都の至近距離にもかかわらず領土に組み入れられなかったのは、日本との緩衝地帯として属国として置かれてきたようだ。古代も日本と中国とのせめぎあいの場であったし、秀吉の時代でも明との戦争があった」
というような部分です。
(https://togetter.com/li/1168349)
しかし、紀元前においては殷・周の船団が北海道を席巻し、
それが北海道古代文字として残されているし、
「縄文晩期にあたる紀元前1000年代に周が建国した頃、倭人が朝貢してきたことが「論衡」という中国の資料に残されており、また漢代に書かれた「山海経」という史料にも紀元前4~3世紀の倭に関する記述が見て取れる」。
奈良朝成立以前の状態を見ても、
663年には唐・新羅連合軍により倭国敗退=白村江の戦い後、
唐・新羅連合軍が我が国を占領したことが、
「筑紫都督府」の石碑で明確。
中華帝国からすれば倭も匈奴も鮮卑も皆周辺の野蛮人
であり、半島が地続きであったに対し、
極東の島国であったことで占領が長続きしなかったことが、
この国にとって幸運だっただけなのです。
(http://www.alter-magazine.jp/index.php?%E3%82%82%E3%81%86%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%81%A4%E3%81%AE%E6%95%97%E6%88%A6%E5%BE%8C%E8%AB%96%E3%82%92)