真面目な高齢者
「もう少し脱線も必要」
今週は、来週から正月休みが入るので、
電話相談の依頼が結構あり、
病気の再発とかご主人の認知症気味なこととか、仕事の件だとか、
内容は様々だったのですが、
ここ10年ぐらいずっと事あるごとに相談して来られる方が一人いて、
今回の内容は胃の痛みが続いているとのこと。
11月の半ばに里芋を連続して食べて胃荒れを起こし、
以来調子が悪くて、 胃潰瘍のような感じだとのこと。
朝晩は玄米食で、お昼が蕎麦だったのですが、
これを十割そばから5割そばに切り替えてさらに悪くなり、
12月中旬からはたぬきうどんに切り替えてこれまた悪くなったとのこと。
小麦が悪いのではとのこと。
一通り見てみると胃腸が大分荒れており、
肝臓の違和感も感じられました。
その他には自律神経とホルモンの中枢に違和感が。
そして最後に食事の内容をお聞きすると、
そばもうどんも北海道産・ 四国産の乾麺で特に問題はなし。
お汁はどうしているのかをお聞きしたら、
近くのスーパーで水で割って作るものを使っているとのお話。
「あー、 あれは添加物だらけでまずいですね」と申し上げ、
私の所で使っているだしのメーカーを紹介しました。
しかしそれにしても今回の病気の原因が何なのかよくわからない。
可能性として、
食事性アレルギー・繊維質過剰・減塩の三つをイエスノーで見てみたところ、
減塩と言う結果が圧倒的。
高齢者に多いのですが、
医療機関やテレビだので減塩、減塩と言われ続けているので、
どうしてもそちらに誘導されてしまう。
特に、玄米菜食など心がけている場合、
胃酸の分泌の関係で食塩が不足してくるケースが多いわけで、
そこの部分を説明して少し塩を増やすようにお願いしました。
自分のところで使っている沖縄の塩と黒砂糖のメーカーも紹介し、
あと、「生そばもいいのだがそばがきの方が消化はずっといいですよ」
とお話ししました。
日本人は真面目なので逆にいろいろ誘導されやすい
のかもしれませんが、
私など、それと比べたら酒池肉林の状態。
Yes No の精度を基準にして食べ物を選んでいくと、
あまり簡素な食事でなくても江戸時代に毛が生えたぐらいが良いと思われます。