天皇制は廃止すべき
「支配階級のイデオロギー装置」
5月4日の一般参賀ですが、
新聞によると 140000人が全国から集まったとのこと。
朝からを多くの人間が詰めかけ、
二重橋から東京駅まで長蛇の列が続いたという。
4日の日は気温が高く、体調不良を訴えるものも続出したということ。
NHKなどは、名古屋から高速バスで前日出発し、
この催しに参加した高齢者二人のことをテレビドラマのように放送。
この流れ連休で終わるのかと思うと、どうもそうではないらしい。
安倍内閣が皇室を大々的に利用し、
自らの失政を糊塗するために徹底的にメディアを通じて利用し、
G20だのトランプ来日だの、
大相撲での賜杯授与だので国民の目を欺き、
日米経済交渉の失敗、北方領土の失敗、拉致問題の失敗等々を糊塗するため、
夏の参議院選挙または衆参同日選あたりまで食いつないでいくような感じ。
まぁ、でも、この一般参賀、
平成の代変わりの時と比べて 30000人増えただけというのですから、
10連休を用意したり、
マスメディアを徹底利用したりした割にはさほどでもないのではないか。
そう思っていたところに、
以前検索できなくなって心配していたブログが復活したのを見つけました。
何でもライブドアに官邸から圧力がかかって、
3月25日でアカウント等打ち止めにされてしまったとのこと。
で、昨日の記事は「天皇制廃止論の台頭」というもの。
この人、以前は安倍は軍国主義者だが、
平成天皇は平和主義者なので天皇制もやむなしと言っていたのですが、
ブログを閉鎖された事件を経験して以来、
今回は少し天皇制の本質に迫ってきている。
今日は、まさか、の電話が元自民党本部職員からかかってきた。鈴木善幸さんの色紙「徳不孤」と宮澤喜一さんの「大樹深根」が浮かんだものである。
彼は「天皇制はいらない。誰かが言わなければならない」と思いつめたように語り始めた。多くの国民が思っている内容である。
「赤紙一枚で数百万人が死んだ。誰一人天皇万歳を言わなかった。天皇万歳は作り話だ。マッカーサーは天皇を追及しようとしていたが、誤解して妥協してしまった」
数百万人の日本人の若者の命を奪い、その数十倍、数百倍の隣人の命や財産を奪った天皇の責任は、重く消すことができない。
「国民はトタンの苦しみを受けた。東京裁判では不十分。日本人自ら総括しなければならない。それをしなかったため、日本人の精神的支柱は失われてしまった」
「私は自民党本部で瀬島龍三の話を直接聞いた。彼は中曽根康弘に引き上げられたいかさまの天皇の軍人だ。彼らが天皇を崇めたというのは嘘。天皇の玉音放送のあと、鹿児島から特攻隊を出撃させている。軍部は玉音盤を奪おうともした。いまだに軍部の総括もしていない」
だって、平成天皇とその皇后の慰問活動にしたって、
東日本大震災の被災者についてはともかく、
福島第一の放射能の関係で避難した人々についてはどうだったのか。
そして現在も故郷へ帰れないのに、
家賃補助を打ち切られ途方もなくなっている人々については、
慰問どころの話しではなくなってきている。
とにかく緊急避難時の不便な住まいから借り換えようとすると補助を打ち切り、
福島県に帰る場合は補助があるというむちゃくちゃな法律の元、
泣く泣く様々な人生をあきらめねばならない人々がいるのに、
天皇一家はそんなことは歯牙にもかけない。
ここに皇室の存在というものが、
いかに支配階級の存続のためのイデオロギー装置であるかが表れている。
私は福島県の出身なので何々町とか○○村とか聞くと、
かなり具体的なイメージがわいてくるのですが、
所詮関東以降の人にしてみれば福島の事故などは遠いところの話。
東京では計測地点を制限しているので見かけ上わからないのですが、
実際は各市町村ごとのホームページなどを見てみれば、
わが故郷会津などと比べても遜色ない汚染の実態が判明する。
で、がれきの受け入れだの焼却だの、
汚染土の搬入などをやってるわけですから、
福島や新潟などよりもかなりひどい状態になっているはず。
あと2・3年して高濃度の放射能で死人病人が増えてくれば少しは気がつく
という結論にならざるを得ない。
ゆでガエルはもう少し熱くならないとわからないのです。