車検という悪弊
「制度廃止すべき」
先日会津の家人のトヨタ車が車検を迎え、
時々出入りする自動車整備工場に依頼したといましたが、
その時は、
「燃料噴射制御機構を構成する部分に欠陥があり、走っているうちに急にエンジンが吹けなくなり、一度エンジンを切ってかけ直せば元に戻るのだが、これでは危険なので修理する」
とのことでした。
ところが戻ってきた車に乗ってみたところ、
依然として同じ状態になるのでその旨を言ったら、
すぐに取りに来てまた直しているとのこと。
車の戻りと同時に支払いを終えたわけですが、
法定費用を含めてこれが17万以上。
自動車屋の取り分がこのうち 120000近くで、
このうち 50000近くが燃料系統の部品代とのこと。
で、私は一昨日の午後車屋からの電話でこのことを知ったのですが、
家人と車屋との間でどのようなやりとりがあったのかは不明。
夕方仕事を終えて詳しく訊いてみると、
家人もあいまいで要領を得ない。
以前も似たような出来事があったと思い、
あまり問い詰めるのもどうかと思ってうやむやに。
で、昨日の朝車屋に直接電話を入れ、
車検そのものは終わっていることを確認したのですが、
車検証やステッカーがないので、
車検終了の状態で車だけ戻してもらうということにしました。
早い話しがこの車屋に見切りをつけたということになりますが、
いくら言っても分かってもらえず、
延々と 30分以上もかかってしまいました。
「見立ての悪い業者にこれ以上やってもらっても無駄なだけ」、
といえばわかるのでしょうが、
そこまではなかなか言えないもの。
仕方がないので最後は、
「アメリカいったら車検なんかないんだから」とか、
「車検制度なんて通産省と警察とにカネが回るだけ」とか、
まで言ってしまいました。
それでもなかなか手を引きそうにないので、
「私は病院をやってたけど Dr.の仕事は見立てがすべて。
見立てがまちがったら治るものも治らないし、
金を貰うどころかこちらが賠償しなければいけない立場だ」
とまで言わざるをえませんでした。
で、これで手を引くかと思ったらさらにしぶといので、
「トヨタ車に関しては欠陥だらけなので、
事と次第によってはトヨタを提訴することもあり得る。
私は最高裁まではやる、勝つか負けるかは別として、
同時に東京電力も提訴することになるかもしれない。
もちろん県とか国とかも同時提訴するかはうちの弁護士の判断による」
というくらいのことを言ってしまいました。
さらに、
私は天皇制に反対だし安倍晋三も処刑しないといけない
とまで言ってようやく決着にこぎつけました。
田舎の老人に分からせるのにはなかなか大変だったのです。
そうした意味でやはり一日車検の業者がいいようで、
自動運転とか完全EV化になったら、
この人たちは消えていく運命なのだと思わざるを得ませんでした。