不定愁訴の高齢女性
「医者のおもちゃにされちゃってる」
以前、北九州の 70代女性との電話相談があったといいましたが、
昨日はその2回目でした。
最初は、田舎の医者のむちゃくちゃな診断とともに、
70代のテレビ新聞しか情報がない患者の無知とがあいまって、
ポカリスエットをのんでみたり、
砂糖の代わりに人工甘味料を使ってみたり、
さしたる血圧でもないのに減塩をしてみたりと、
とにかくむちゃくちゃな状態で手がつけられなかったのですが、
今回は少し整理されて来たよう。
一つは歯の問題で、これは甘いものをできるだけ取らないことが課題。
二つ目は食欲がないというのですが、
体重が減っているわけではないので、
運動不足や食事の回数が多すぎることが問題。
それと神経内科というところを受診しているのですが、
腰からつま先までの下半身のしびれについては、
MRIで異常がなかったので特段の診断も治療もなし。
で、「これは医療機関ではなく鍼灸マッサージの分野」
とお話ししました。
後歩く時、最初の一歩がなかなか踏み出せないこと、
さらにふらついてしまうというのですが、
前回久々に電話で話した時ずいぶん耳が遠くなっていたので、
これは明らかに内耳の平衡覚の問題。
耳鼻咽喉科というのもなかなか診断がつかないところで、
まぁ、面倒だからメニエール病などとされなかったのが幸い。
で、エネルギー的な診断をしてみると、
典型的な放射能の所見が前回より明らかになってきて、
その代わり前回感じた左胸部の違和感はなくなっているので、
心臓については、さほどのことはないと思われました。
そこで今回は、必要なパワーを送った後、
10年間のんでいるという降圧薬 = ACE阻害薬を打ち切るよう指示。
なかなかめまいやふらつきについて理解してくれないので、
アンギオテンシンⅡの働きを阻害すると、
頭に血液がいかないのでそういう症状になるんだとお話ししました。
とにかく高齢者というのは、
医者と学校の先生を神様だと思っている人々が多く、
NHKと御用新聞しか読まないので新しい知識がはいってこない。
こうした状況で医者のおもちゃにされてしまう
のがこの国の遅れた点数制度であり、
健康保険制度を見直していかないといつまでも悪循環が続くわけです。