若者たちはどうすべきか
「北海道・沖縄から世界をめざせ」
昨日、ある若者からの電話相談があり、
将来のことを仕事も人生も一度立ち止まって根本的に考えた方が良いと言った、
といいましたが、
この方、経済的な問題から糖質過剰のため、
虫歯や歯周病の相談が最初だったのですが、
2回目はだいぶ良くなってきたので、
最後に 1回目からあらわれていた軽い放射線障害について指摘したのです。
「東京は必ずしも環境放射線量が低くない。
あなたのふるさとの線量が0.05μ㏜/hだとすると、
東京23区はそれよりもはるかに高い。
日本政府の改ざん隠ぺいで低く見せてはいるが実態は危険なぐらい」
といったら、
「北海道へでも行くべきでしょうか?」と聞かれたので、
安全なのは北海道や沖縄、但し故郷でもよいのではないかと答えたのです。
それでおそらく私の言ってることが本当かどうかネットで調べたのでしょう、
今週は「内部被ばくの程度を調べたいのだが、
先生のブログに載っていた我孫子内部被ばく検査センターを検索しても、
なかなか出てこないのでどうしたらいいか」
とのこと。
私共も調べてみたのですが、どうも今は閉鎖されているのかもしれない。
他の医療機関や行政のホールボディーカウンターなどは、
検出限界値の下限を引き上げて、
事実上安全宣言をだすのが役目になっているインチキなところなので、
この国では食品も身体の被ばくも事実上計測できないのが実態、
と申し上げておきました。
で、IT関係の富士通系の派遣をやっているということでしたが、
「今回の新型コロナ騒動で将来どうなるでしょうか?」
と聞かれたので、
「富士通という会社は半導体の生産はもちろん、
ネットワーク技術の分野でもハードの分野でも、
すべて外国勢に追い抜かれているので、
今迄はごまかしごまかしやってきたが、
今回の不況でおそらく終わっていくのではないか。
これは何も富士通だけの問題ではなく、
日本企業全体が中国韓国台湾に水をあけられていることが、
間もなく認識されるだろう」
と申し上げておきました。
そうしたら、
「アキバへ行っても中国台湾製品ばっかりですもんね」
ということで、かなり深刻に考え始めた様子。
私も前回は経済的な問題もあるので、
東京よりいったん田舎へ戻って出直しすべきではないか、
というニュアンスの話をしたのですが、
若者たちは失うべき何物もないとすれば、
この国の腐った老人たちが作った旧態依然とした仕組みから逃れ、
安全な場所で身一つで始めるのがよいのではないかと考えなおしました。
以前も引用したことがあるのですが、
藤田 祥平という若いライターの名文で次のようなものがある。
「日本が中国に完敗した今、26歳の私が全てのオッサンに言いたいこと」
という表題なのですが、
すでに状況は、日本人そのものを残すには手遅れで、せめて日本の文化的・経済的遺伝子を残さねばならないところまで、進んでしまったからだ。
私はすべての20代を代表して、人生の先輩方であるあなたに言わせてもらいたい。先兵のひとりとして、管理職を務めるあなたに、経営者のあなたに、意思決定権をもつあなたに言わせてもらいたい。
私たちはこの戦況を作り出したあなたに、文句を言いたいのではない。そうではなくて、能力のある若者に適切な権限を与え、いい加減に労働時間をまともなものに変更し、女性の給料を男性とおなじにし、すでに未来のない国内戦から撤退して、戦場を中国に移せ、と言いたいのだ。
出生率のデータを見ろ、大卒初任給平均のデータを見ろ、平均労働時間のデータを見ろ!
おれたち若者は疲れ果て、飢えている。もしもいまのような見当違いの戦略で、いつまでもおれたちを戦わせ続けるつもりなら、おれたちはこんな国から出ていくぞ。
20代に機会を与えよ。我々に恩を与えよ。そうしなければ、私たちはもう、日本を捨てて、勝手にやる。それも一斉にではない、能力のある者から順番に、だ
ということで、この国の老人たちなどはもう相手にしなくてもいい。
若者が安全な場所で生産を担い、老人は放射能とCovid-19にまみれて死んでいく
のが一番よいのではないか。
午後11:00にどうでもいいような結論を発表する731上がりの専門家会議、
などというふざけた発表など蹴とばして、
北海道沖縄あるいは世界に羽ばたいていくのが若者らしいと思います。