日本を信じて死んでく高齢者
「一つの選択肢ではある」
昨日は一月と二月に電話相談をやった、
岐阜県の高齢男性と 3回目の電話相談がありました。
2回目の段階で放射能の内部被ばくの所見が進行し、
いろいろ注意事項を話しても聞く耳は一切なしでした。
必要なパワーを送った後、水はどうか飲食物はどうかというチェックをしたのですが、放射能の防御に沿ったことは一切やられていない。例えば、
「日本茶は静岡県産までは禁止、京都九州あたりも要注意で、沖縄産の緑茶または外国産のお茶にすべき。」とあるのですが、なかなか手に入らないというので、
中国茶はどうかというと「中国は信用できない」とのこと。
「海藻類は有明海の海苔まで不可、外国産にすべき」と言うと、
「韓国はなおさら信用できない」ということ。
「木の実は放射能を吸収しやすいため、全域で避けること」とあるのですが、
「クリなどは中国産は信用できない」とのことで、
結局、
「それでは一応のご説明はしておきますので、
命を守るかどうかはご本人の判断でお願いします」
という状態でしたので、
この期に及んで何なのかと思ったら、
喉にタンがからむようになって苦しくて仕方がない。
自分では花粉症だと思うのだがとのことで、
電話の間も咳が止まらないほど。
えッ、それアレルギーかもしれないけれど、
根本的原因は放射能汚染だと話しをしたはずなのに、
忘れたのかそれとも私のいうことなど嘘っぱちだと思っているのか、
何とも言えないのですが現状がまったく認識されていない。
とにかく「水は北海道のものにして下さい」というと、
「水は地下水をのむことにしております」。
「米や味噌も北海道産への切り替えが必要です」というと、
「そういうのは親せきから回ってくるのです」
「野菜や果物も産地をよく吟味して買って下さい」というと、
「自家製の新鮮なものを食べるつもりです」
「外での作業の時は放射能を通さないマスクをかけて下さい」というと、
「マスクはしておりません」
2回目がそういう具合だったのですが、
昨日の3回目の所見は、
一般的な放射線障害 =脳こうそく心筋こうそく寸前の状態に加えて、
もうすでにエネルギー的に低下している腹部正中線及び背部正中線の、
胃袋の上あたりに心臓の異常を意味する違和感がキャッチできるほど。
それで、大体の治療を終えた後、
「心筋炎というか心外膜炎というか、
いずれにしろ緊急の対処がいつ必要になるかわからない状態です」
と申し上げました。
「そんなこと言われても防ぎようがない」とおっしゃるので、
「いや、以前の放射能の防御というパンフレット、
にしたがってやっていただければいいのですが・・・。
でも、事実上無理なんですよね」
と言ってもはかばかしい答えはなし。
それで、「当面屋外作業は、セシウム防御機能のあるマスクをかけないとダメです」
「でも、マスクは今売ってない」
とのことで、1月に対処すべきだったのを人の話を聞かないからこうなる。
「まぁ、いろんな生き方があるので、
うまいものを食べて地元を愛して、
日本に誇りをもって生きられるのも一つの生き方だと思います。
人生の先輩である方に私のような者が、
あれこれ言うのも僭越かと思われますので」
と申し上げざるをえませんでした。
そして、
「ただ、私共がこのような所見を得た場合、
早ければ 2・3カ月、遅くとも 3・4カ月かなと思われます。
そちらのエリアは若狭湾岸の原発から直線距離で2・30キロなので、
原発からβ線というのが長浜方面からはいってくるのです。
実は、九州の薩摩川内に近いところで農業をやっている、
60歳ぐらいの方がいて、
毎月一回か2回必ず電話があったのですが年末から途絶えてしまった。
そのお母さんという方はおそらく 80過ぎだったと思われますが、
去年夏ごろ外で作業中に倒れたまま亡くなっていたということがありました。
だから、そちらの方面も同様なβ線の害があるのではないでしょうか」
ということで話を終えました。
75歳という年齢を考えると、今後、新型コロナと放射能で、
それでなくともボロボロずたずたになっていく日本を見ないで、
幸せな記憶を抱えて逝く方がいいのかもしれません。
中国韓国には既に抜かれている
という現実にも目をつぶって、
安らかな人生を終えるのも幸せではないかと思われました。