マイコプラズマ肺炎の原因

「やはり放射能汚染が」

以前から時々電話相談をやっている千葉の女性から、
今度はお孫さんの肺炎についての問い合わせがありました。
二月に新型コロナ対策のバイオハザードは、
自分とお孫さん一家については終わっていたのに、
なぜこんな肺炎にかかるのかというのですが、
よく聞いてみると今回はマイコプラズマ性の肺炎だということで、
バイオハザードはウイルス性の病気については防御できるが、
マイコプラズマは細菌の一種なので、
イントロダクションの肺炎じゃないと不可能と説明していました。
で、よく聞いてみるとこのお孫さん一家、
千葉県の成田にお住まいだということなのですが、
成田の環境放射線量を調べてみると、
測定地点が少ないのは仕方がないとして、
5地点の平均が0.07μ㏜/hと結構高い。
ご本人がお住まいの銚子は 0.10近くと驚くほど高いのですが、
成田も福島県会津地方並みの高線量になってしまっている。

で、この方もともとがんの手術の予後が良くない、
ということで電話相談を行い、
銚子のあまりにも高い放射線量が大きな原因であるとお話しして以来、
水や飲食に付いては北海道産のものに切り替えるなどしたのですが、
同じ千葉県にお住まいのお孫さん一家には、
全くそうした注意を払われなかったということです。
それで、マイコプラズマ肺炎にかかったお孫さんというのを、
エネルギー的に診断してみると明らかに放射線障害の所見が。
千葉のあの辺りは茨城から真っ平の平地が続いており、
福島第一からあるいは東海村から漏れてくる、
β線の影響も非常に受けやすく危険な場所と以前東海アマも言っていた。

2013年の夏頃だったか、(調べたら8月23日だった)
友人と福島方面の汚染度調査に出かけて、千葉県まで帰ってきたとき、我孫子市の利根川付近を車で走っていたら、友人が突然、「なにこれ!」と叫んだ。
肌身離さず持っているRADEXの検知管の二つある上等の測定器が、突然、ピーピーと警報音を鳴らし始めたのだ。
見ると、とんでもない数値が出ていた。
30μ/hとか70μ/hとか凄い数値が上下している。ところが、私の持っていたシンチレータ測定器はまったく反応していなかった。
ということは、測定器の故障でなければGM管だけに反応するベータ線が出ていることを意味する。
実は、出かけた19日にも、同じような現象が新潟の湯沢温泉から魚沼あたりでも起きた。
このときは、計器のトラブルと思ったが、利根川付近の場合、10分以上も似たような数値が乱高下し、10キロも離れると、まったく正常に戻ったので、これは、とんでもないベータ線が出ている可能性が強いと思った。
帰宅後、いったい該当するベータ線発生源は何か? いろいろ調べても容易に分からない。
可能性のある核種といえば、ホットスポットを作りやすいセシウムやストロンチウムだが、いくらなんでも70μでは凄すぎる。
飯舘村の土壌を採取して調べたが、測定器が完全に振り切れる状態だった。しかし千葉や茨城の測定箇所では、柏市であっても、せいぜい数μ/hが最高値だった。
セシウムなら、ガンマ線が出るので必ずシンチレータ測定器に反応する。ストロンチウム90は、娘核イットリウム90が強力なベータ線を出すが、地面に付着してるものが車内で検出されることは飛程を考えればありえない。(ベータ線は空気中で、よく飛んで1m程度)
車内でベータ線が検出されるなら、それは地表付近を這うように進み、車内にも侵入してくる重い気団であるはずだ。
あとは事故から二年以上経ているので、半減期の長い、少なくとも数年以上ある長寿命核種以外、考えにくい。
それと、十数分も驚くほどの高いレベルで検出され続けたので、相当に膨大な量でなければならない。
フクイチから大量に出る可能性のある核種といえば、まずはガス体である希ガス類とヨウ素にトリチウムだ。
これらのガス体核種は、セシウムやストロンチウムに比べると10倍以上も環境放出され、炉心メルトダウンの場合は、ほぼ全量出てしまう可能性が強い。
ベータ線エネルギーの弱すぎるトリチウムは普通では測定できず、検知管に反応することはありえない。測定のときは、検知管の窓を突破できないため、内部にガスを入れて測定するしかないほどだ。
それに水素なので、すぐに上空に昇ってしまうだろう。
次に、ガス体になりやすいヨウ素131は半減期8日、事故から二年経ていれば、再臨界か医療用以外、検出される可能性は、ほぼない。
となると、残るのは希ガス、それも上空に昇らず地表付近を気団として徘徊するほど質量が大きな核種。
希ガスというのは化学的に不活性なヘリウム・ネオン・アルゴン・クリプトン・キセノン・ラドン であって、このうち寿命が長く、強いベータ線を出して被曝に関与する元素といえば、クリプトン・キセノン・ラドンである。

それで、
「ご本人が長生きしたいと仰るのはわかりますが、
放射能の害を強く受けるのはむしろ若い世代であり、
その人たちの呼吸や飲食による内部被ばくにも注意して下さい」
と申し上げました。
今回のマイコプラズマ性の肺炎ですが、
もちろん様々な原因で若い人に感染は起こるといえますが、
明らかな放射線障害の所見が見られるわけですから、
また病気の部位が呼吸器系ですから、
N 95タイプで放射能をカットするマスクの着用も必要と申し上げました。
千葉県各地もここ2・3年高線量を記録しているのですが、
放射能汚染が既に上空に二層の汚染層として存在していることと、
昨年の風水害による河川湖沼の氾濫もそれに拍車をかけたのではないか。
列島全体が一部を除き危険な状態である、
と考えねばならないことが証明されたようです。
若者たちは果たしてこの先どうやって生き延びていくのか、
コロナはやがて終息するけども放射能はどんどん進行する
ということを強調しておきました。

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