超過死亡という概念

「大した数ではない」

新型コロナに関して、
検査徹底都市閉鎖を主張してきた専門家の代表の一人である、
上昌広‏の主張が PCR検査から抗体検査に変化してきたのですが、
それが最近は「超過死亡」ということに変わってきた。
この超過死亡という言葉の意味ですが、
日刊ゲンダイの記事によると、

この疑問には、インフルエンザ関連死の推計で発達してきた「超過死亡」の手法が有効だ。欧米では新型コロナにも使われるはずだが、日本では話題にもなっていない。  インフルエンザ患者のなかには、細菌性の肺炎など、別の病気を合併して亡くなる人も大勢いる。だが正確な人数を把握することが難しい。  そこで週ごとの死亡数の変動をもとに、インフルエンザによって、呼吸器系の死亡数がどれだけ増えたかを推計し、増えた分を「超過死亡」として計上しようという考え方が生まれた。  インフルエンザの影響がまったくないと仮定した場合の平均死亡数をベースラインとする。ただし年によって変動があるため、ある程度の幅(95%信頼区間)をもたせ、その上限を閾値とする。そして実際の死亡数が閾値を超えていれば、その分を超過死亡数とし、インフルエンザ関連死として計上するという。  超過死亡の状況は、国立感染症研究所の「インフルエンザ関連死亡迅速把握システム」のページで公開されている。毎週(現時点では4月初旬まで)のインフルエンザと肺炎の死亡数、ベースライン、閾値がグラフで提供されている。もし新型コロナ関連死が大量に発生していれば、グラフに例年とは違う、明らかな異常が見られるはずだ。

上昌広などは上のグラフをもってきているが、
これはAFPが提供した米国のデータであり、
新型コロナ以前からもともと貧困層を中心にした医療崩壊、
の状態が起きていた米国の話など平均的な見方にはつながらない。
先ほどの日刊ゲンダイの記事の目的は、
日本政府の発表よりも実際のコロナの被害は膨大である、
と主張するところにあるらしいのは以下の通り。

■東京都では100人以上も見逃している可能性が
れ今シーズンはどうか。1月からインフルエンザ患者が減少し、死亡数は閾値の範囲内に収まっていた。しかし東京都では不思議な動きを示している。第8週(2月16日の週)から死亡数が突然増え始め、第13週(3月22日の週)まで連続6週間にわたって、超過死亡が観測されたのだ。  データが数字で提供されていないため、グラフから目測で見積もるしかないが、120~130人の超過死亡があったようだ。この時期には、インフルエンザはほとんど終息していたので、超過死亡の多くは、実は新型コロナ関連だったのではないか。この間の東京都の新型コロナの死者は7人と公表されている。差し引き100人以上のコロナ関連死が、インフルエンザ関連死として処理された可能性がある。  すでに2月中旬から東京を中心に感染が広まっていたのだろう。だがPCR検査は制限されていたし、当人も、死亡診断書を書いた医師たちも、まさかコロナとは思いもしなかったのだろう。  まだ全国のデータが出揃っていないし、4月上旬以降のデータも出てきていないので、断定的なことは言えないが、コロナで亡くなった人は公表数よりかなり多そうだ。ただ数倍に増えることは考えにくい。もしそうなら、現場の医療関係者たちがとっくに気付いているはずだ。  コロナで直接・間接に亡くなった人は、おそらくすでに1000人を超えているだろう

しかし、よく考えてみると、
この騒ぎが他の政治的経済的理由から起こったとしても、
世界中でこれだけ騒がれれば、
新型コロナの病原性が非常に強かったわけでなくても、
高齢者や持病もちにとってはかなりストレスとなっただろうし、
実際私も「怖くて医療機関に行けない」、
という高齢者の声を耳にする機会が何度かありました。
また、少々具合が悪くてもがまんしてしまったり、
自粛自粛という風潮の中で家に閉じこもったり、
日常生活が委縮したりしてしまえばそれだけで具合も悪くなる。
超過死亡の統計学的解釈や専門的見方はわかりませんが、
じゃあ、実際にはどのぐらい死んでいるのかが下の4月分の数字。
計算が面倒なので大体 10%増加としても、
年間の死者数が 138万人とすると、
新型コロナによる超過は年間で10万人位ということになる。
この数だけをみると、
岡田某という叔母はんがテレビで言っていたニューヨークのような状態、
つまり1週間か2週間で 40万人などという数字とは全く違う。
こうしてみるとやはり、新型コロナは、
季節性のインフルエンザと比べてもさほどのことはなく、
地球温暖化などと同様、自然科学のふりをした政治であり、ネゴや談合、詐欺の産物
といってもよいのではないかと思われます。

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