老人やオヤジたちへの配慮などいらない
「東京を脱出せよ」
一昨日は東京に住む30代男性からの電話相談だったのですが、
何でも、ご実家のお母さんが意識不明で一時倒れ、
救急搬送の末にそのまま入院したのだが大丈夫だろうかということ。
それでまず全身的なエネルギー的診断をしてみると、
典型的な放射線障害の所見が見られ、
特に腹部および背部正中線の胃袋の上あたりで、
かなりの違和感が感じられました。
また、喉から気管支の手前までの違和感もあり、
耳鼻咽喉と気道系の障害 =咳や痰などの状態がみられたのですが、
以前から時々背中が痛いということがあったそうです。
ご実家というのが福井なので、
若狭湾では複数の原発が稼働しているので、
排煙から出てくるベータ線の影響が強いのではないかと思われます。
このかたご自身にも軽い放射線障害が出ているのですが、
住んでいる場所の環境放射線量は、
0.06から0.07μ㏜/hということで決して低くはない。
今年に入って今回が 3回目の電話相談だったので、
ご本人も放射能については少しわかってきたようですが、
まだまだ細かいところについては把握してないといえる。
で、このかた富士通系列の派遣会社で、
ネットワークエンジニアをしているのですが、
今の仕事が面白くないのでソフトウエア開発へ行きたいのだが、
ということでそういうパワーと金運のパワーを一応送りました。
で、近々上司との面談があるということで、
その時希望を出して九月に北海道の事業所へ、
異動になれるかどうかを見て欲しいとのこと。
それで、YES/NOでみたところ、
圧倒的にその可能性が高いと出ました。
ソフトウエア開発の方への希望は言うべきかどうか、
と聞かれましたので、
現在の新コロ不況のもとでいい条件を言ってみても、
それは却下される可能性が高いだろうとお話ししました。
北海道の可能性が高いと出た理由について考えると、
新コロの状況が東京よりも悪いため、
就業希望者が少ないのではないかということ。
それと、申し上げたのは、
日本企業はすでに中国韓国に技術力で敗れ、
去年の春に時給でソウルが東京を抜き、
今年の春には労働生産性で韓国が日本を抜いた事。
日本は大陸半島に10年20年の水をあけられ、
この先追い付き追い越せる可能性は皆無に近いということ。
新型コロナの対処の仕方だって、
韓国台湾中国のほうが日本よりはるかにすぐれていたではないか。
日本国民は島国なのでどうしても内向きになりやすく、
大陸半島のような激烈な競争を制していく力は、
歴史的に弱いのではないかと申し上げました。
それに加えて、
今回のコロナ危機 =金融資本の危機の中で明らかになったのは、
もうすぐバブルがはじけることや、
150年以上続いた欧米資本主義国の覇権がもうすぐ終わること。
これからは、北の大地で安全な生活をおくりながら、
金融だの ITだのだけでなく、
農業とか食糧とかということも考慮しなければならない。
かつて東北王朝の蝦夷たちは、
青森県を日本中央と認識するパースペクティブをもっていた。
それは、北はウラジオストックからカムチャツカ半島、
南は日本海を南下して琉球諸島までを交易範囲としていた。
北海道のアイヌ遺跡から沖縄産の貝の首飾りが出て、
福岡県の弥生遺跡から北海道の貝の装飾品が出ることがその証拠だ。
日本という言葉は東北王朝の発案によるものであり、
日本書紀が聖徳太子の痛快な事績とした、
「日出処の天子、日没処の天子云々」という607年の遣隋使の位置づけは、
実は東北王朝・九州王朝を含む日本が海洋側、
隋が大陸側を分割統治することを提案したものなのだ。
決して近畿王朝の聖徳太子―これは実在しなかったーのことではない。
これからの時代は、
北の大地から大陸半島沿海州までの動向を把握し、
一朝事あれば自らそれらの地にわたることも選択肢に置くべきであり、
放射能汚染の東京でウロウロしている時ではないわけです。。
日本から少し外に目を向ければ可能性は無限に広がる
と申し上げると、
「その通りですね」という力強い答えが返ってきた次第です。