鹿児島のβ線
「薩摩も鄙なるかな」
このところ電話相談が続いていますが、
昨日は鹿児島にすむ 50代男性からの依頼が。
ここ2カ月ぐらい耳鳴り、めまい、顔のこわばりやしびれの他、
のどの痛みや突っ張り感が1か月ぐらいあり、
息切れもするとのこと。
要するに耳鼻咽喉系気道系の問題なのですが、
薩摩川内から直線距離で 5・60キロのところなので、
具体的に始まる前から放射能特にβ線の影響だな、
と思われました。
それでのどの痛みを感じたのは 2・3年まえからではないか、
と聞くとまさにその通り。
全身的な所見も放射線障害を裏付け、
特にエネルギー的に低下した腹部及び背部正中線のまん中あたりに、
かなりの違和感を感じたので、
軽い心筋こうそくの兆候だとお話ししました。
このあたりまではおとなしく聞いてくれたのですが、
全体としてこれは放射能の影響だというと、
「そんなこと信じられない」とか、
「そういう話断言できるのか」といって聞く耳は持たなそう。
それで、ベストな選択は今の場所からの避難というと、
もうほとんどけんか腰の口調となってしまうようなタイプ。
事務の者に九州での様々な事例や全国的な状況を話させたのですが、
果たして理解できたかどうかは不明。
例えば避難できないなら次善の策として、
外出時はマスクをして下さいというと、
コロナ騒ぎ以来マスクはしているということなのですが、
それどんなマスクですかと聞くと、
どんなマスクなのかなんて知らないし、
自分は病気の治療を依頼しているんだからそんな話しはどうでもいいとのこと。
まぁ、いろんなタイプがいるのですが、
こういう人の場合は、
「私は特別あなたの身内でもないんで治したいなどと思っていない」
と突き放してみたら、
「治療を依頼したのにごたくをきかされるのは沢山」などという。
それで、「病気というものは原因を突き止めそれをとりのぞくことが必要」
「だから、一応の説明はしますけれども信じるか信じないかはあなた次第」
と切り捨てました。
おそらく前職が私の経験からいうと、
和風旅館の住み込みではないかと感じられました。
バブルのころまでは良かったのだが、
所詮老舗の虎の威を借りるような人生だったのではないかと思われる。
鹿児島も健全な企業がなくて破たん寸前の信金の中に、
鹿児島信金というのがはいっているようなところで、
特に薩摩川内の再稼働後は、
急速に産業構造が破壊されて行ったのではないかと考えられます。
もう時間を15分もオーバーした最後に、
「放射能のことだの西日本大震災のことだの、
断言できるんだったら各種のニュースでアナウンスすべきではないか」
というので、
「日本という国は薩長の明治維新 =皇国史観によって骨抜きにされ、
戦後アメリカの占領により国民はかなり劣化してしまったので、
私の云う事などほとんどの国民は聞かないのだ」
「私にとっても滅びゆく日本民族をどうこうしようなどという考えはない」
と切り捨てざるを得ませんでした。
会津と同じく長州に裏切られた末裔の国には人物はいない
と考えた方がよさそうで、
これがひなびた地方の現実なのです。