PCR検査とは何か
「国際金融資本の陰謀の匂い」
昨日新型コロナウイルスに関する、
田中宇氏の記事が発表されたと言いましたが、
そこで田中氏が次のように書いたのには同意しかねます。
大橋氏や私がやっていることは分析・考察なのだから、思考の転換は悪いことでない。私自身、大橋氏の動画を見て、いったんは「新型コロナウイルスは存在しない」という考え方に傾いたが、今回の記事で長々と展開した思考を経て、「やはり、新型コロナウイルスは存在していると考えた方が自然だ」という考え方に戻った。コロナ危機の本質は、存在しないウイルスを存在すると言っていることでなく、重篤性が低いウイルスを大変なウイルスだと誇張し、都市閉鎖や社会距離などの効果がなく有害なだけの策を人類全体に延々と強要していることにある。後者は、大橋氏も繰り返し指摘している。
というのも、このコロナ騒動の最後には、
強制的なワクチン接種が待っているわけですから、
新型コロナが実在するのかどうかを考えないことは、
ワクチン接種に対して異議申し立てをする権利、
を放棄してしまうことになるからです。
ですのでこの件については、
来週YES/NOで見てからの方がいいと思われますが、
とりあえず PCR検査というものについて頭に入れた方がよさそうです。
ウィキペディアによりますと PCRというのは、
ポリメラーゼ連鎖反応は、DNAサンプルから特定領域を数百万〜数十億倍に増幅する一連の反応またはその技術である。
――(中略)――
DNAポリメラーゼと呼ばれる酵素の働きを利用して、一連の温度変化のサイクルを経て任意の遺伝子領域やゲノム領域のコピーを指数関数的(ねずみ算的、連鎖的)に増幅することで、少量のDNAサンプルからその詳細を研究するに十分な量にまで増幅することが目的である。医療や分子生物学や法医学などの分野で広く使用されている有用な技術であり、開発者はノーベル賞を受賞した。
PCR法は1983年にキャリー・マリス(Kary Mullis)によって発明された。
PCR法が確立したことにより、DNA配列クローニングや配列決定、遺伝子変異誘導といった実験が可能になり、分子遺伝学や生理学、分類学などの研究分野で活用されている他、古代DNAサンプルの解析、法医学や親子鑑定などで利用されるDNA型鑑定、感染性病原体の特定や感染症診断に関わる技術開発(核酸増幅検査)、などが飛躍的に進んだ。また、PCR法から逆転写ポリメラーゼ連鎖反応やリアルタイムPCR、DNAシークエンシング等の技術が派生して開発されている。そのため今日では、PCR法は生物学や医学を始めとする幅広い分野において、遺伝子解析の基礎となっている。
ということです。
専門的な知識がないと細かな点はなかなか理解できないのですが、
この技術画期的ではあるのでしょうが、
その一方で欠点も少なからずあるということです。
• 臓器や組織など生体材料を検体とする場合、採材部位や材料の前処理によって検出率が異なり、結果が陰性であっても生体全体の病原体の存在は必ずしも否定できない。
• 核酸の増幅には反応阻害物の生成などによる反応効率の低下などの影響があるため限界があり、核酸が検出可能な量にまで増幅できなければ結果は陰性となるが、そのような場合には病原体の存在を否定できない。
• 血液・糞便など生体材料の検査では検査材料中の阻害物質の影響を受けることがあるため精製作業が必要とされるが、それでも完全ではないとされている。また、検査材料の保存状態や凍結融解の回数、核酸精製の方法・条件などが検査効率や検査結果に大きな影響を与えることがある。
• 検査時の陽性対照からの汚染、以前の検査や実験に由来する汚染、試薬類への核酸の混入が誤った陽性を招く危険性がある。
• 病原体が同定される以前の陽性反応では、塩基配列を確認するまでは病原体の証明にならない。
ここまで読んできて私が疑問に思うのは、
ある病原体に感染しているかどうかにPCRを使う場合、
その病原体のゲノムの全塩基配列がわかっていることが前提になる、
のではないかという点です。
上の説明でも「サンプルから特定領域を」取ってきてとか、
「任意の遺伝子領域やゲノム領域のコピー」とか、
とにかく一定の部分が合致しているかどうか、
を見るのが PCR検査というものだと考えられます。
そうした点で開発者の Dr.キャリー・マリスは、
この検査を感染症の診断に使ってはならない、
と述べたのではないかと思われます。
ちなみにゲノムのサイズというものを考えてみると、
「半数体ヒトゲノムは約30億塩基対からなり、体細胞は2倍体であるため約60億塩基対のDNAを核内に持っている」
わけですが、コロナウイルスのサイズだって、
ヒトに比べて小さいとは言っても 30000ぐらいはあるとのこと。
そうするとそのうち、
どの領域の塩基の組み合わせを感知しているのかが問題になるわけです。
ドキュメンタリー作家のMichael Mendizzaの説明によると、
• この検査はたくさんの偽陽性をもたらす。たびたびは、全く何の測定もしていないのと同じである。
• この検査の信頼性について発明者である彼自身より批判的な者はいなかった。
• ドクター・キャリー・モリスはHIV検出のためにPCRを発明したのだが、その制限を説明している。PCRを特にHIVあるいは他の病気の診断に用いてはならないことをだ。
――(中略)――
PCRでは分離もせず、特定もせずに、検出さえしない、何の特定のウイルスもだ。もし病気になって、何らかのウイルス片があるとすると、PCRは単に、サンプルにある配列を100万倍に増幅するだけだ。より科学的心得のある方にはこれを言っておこう。こちらは、 ポリメラーゼ連鎖反応検査の弱点と信頼のなさに関する文献である(原文参照のこと)。
――(中略)――
少々の研究が示すことには、PCR検査とウイルス病の関係というのは、最も良くいっても理論上のものである。ただの見積もりだ。
ということなのです。
キャリー・マリスに関するウィキの記述には、
「学界の主流から外れた主張を繰り返すことが多」いとあるのですが、
それは、
「コッホの三原則に反しているという論拠に依るエイズの原因はHIVではないというエイズ否認論者であると共に、フロンガスによるオゾン層破壊や地球温暖化を否定することなどでも知られる」
ということであり、
このDr.の主張の方が正しいことは私たちには既定のこと。
だとすると・・・、
2019年八月の彼の死は限りなく疑わしい
と言わざるを得ないかも知れません。