凶暴なほどの怒りが必要
「支配層は余裕たっぷり」
少し前に「竹中平蔵――菅の親分筋」という記述があったと書き、
出来レースの自民党総裁選で菅が言っていることとぴったり重なる。文中に出てくる言葉を拾ってみればわかりますが、デジタル資本主義、デジタル庁、スーパーシティがひとつ、
ポストコロナ構想=別のパンデミックが来る可能性、ベーシックインカム=年金や生活保護の廃止というような内容だった。支配層が考えていることがこれらの中に明瞭に浮かび上がり、私たちの未来は強大なグローバル資本主義の中で、Digital管理される超管理社会というようなものになる。
と云いました。
実際今の状況かなり閉塞していて、
「【世論調査】菅内閣の初期支持率は64%!不支持率27%、第二次安倍内閣よりも高い水準に!毎日新聞」
などという記事がもてはやされている。
そしてこうした状況の中、
従来範としてきた知識人の実像がもろくも崩れていっている。
例えば辺見庸などは、
この男イヤだ。(菅)義偉あんたがマジ
すごくきらいだ。キモい。胸くそわるくなる。なしてか。きさん、
特高(特別高等警察)の顔だからだ。
あるプロレスラーが菅の語彙の貧弱と顔の貧相さを嗤うてたが、
特高てのはそんなもんだ。ああ、憂うつ。
ガースーをみてると、じぶんが恥ずかしくなる。なしてか。こんな
カスのために税金を払わねばならぬのが堪えられないから。ガースー
には貧困者、弱者をたすける気などさらさらない。崇高な理念など皆
無。菅をさんざもちあげたNHKに受信料などはらいとなひ。返却せよ。
などと言っていますが、
菅も植民地の長官なのだから一定の役割を終えるまでは毎日見ることになる。
かと思うと櫻井ジャーナル氏などは、
中国の武漢へ60名の乗客を乗せた韓国のティーウェイ航空の旅客機が到着した。この航空会社は武漢と仁川を結ぶ週1回の定期便を復活させるという。中国は感染者の入国を警戒しているようで、乗客は搭乗前の72時間を指定のホテルで過ごし、到着後は検査の後、ホテルで2週間過ごすことになっている。
中国で感染の沈静化に成功したとなると、西側でCOVID-19(コロナウイルス感染症-2019)を使った脅しを続けることが難しい。この脅しで人びとに主権を放棄させ、社会を収容所化しているが、経済活動の麻痺に対する不満が高まり、中国の状況を見て、そのエネルギーが暴走する可能性もあるからだ。とりあえず中国に対して人びとが悪いイメージを持つようにする必要があるだろう。
と言っているのですが、
新型コロナが「紙の上でデザインされた実体のないウイルス」である、
というマトリクス全体主義の構図が見えないところから、
やや論旨が支離滅裂になりつつある。
また、オリーブの木の黒川敦彦氏が珍しく原発問題を取り上げ、
福島第一の汚染水の空中放出や海洋投棄に疑問を投げかけていますが、
そんなのはもうひそかになされており、
属国の国民が能天気なため気付いていないだけなのです。
それはこの動画に対するコメント欄を見てみればよくわかる。
このように見てくると、
現在全体の状況がマトリクス全体主義というものであること、
をしっかりと把握しているのは、
マスクや自粛などに反対して、
渋谷および一部の地方都市でクラスターデモを行っている、
若者たちだけと考えられる。
もちろん粗削りで金もなく理論的にもまだまだ弱いのですが、
柔構造のファシズムを肌で感じているのはやはり若さゆえか。
60年安保に際しても 70年安保の時も、
共産党以下の左翼は理論的に破滅していたわけで、
今回も立憲民主と共産以下は完全に大企業と官公労の代弁者となった。
ことの本質にやや近いのは国民民主なのですが、
若者たちの鋭い視点に近づくことはやや無理なのではないか。
凶暴なほどの怒りがなければ事態は分析できない
段階に至っているのかも知れません。