若者に期待できるのか
「ニッポン否定せよ」
東日本から10周年ということで、
あるYouTuberの原発事故観を聞いたのですが、
全く内容的に間違っているというか、
放射能もなにも翼賛体制構築の手立てになってしまっている感じ。
この映画、Wikiでは以下のような評価であるに対し、
コメント欄ではどうにもならない意見がいっぱい。
キネマ旬報社が運営するKINENOTEの「キネ旬Review」では、3人のレビュアーが全員星5つ中1つの最低評価としている。レビュアーのうち、映画評論家の川口敦子は「戦後日本への道をなぞり、迷いなく美化するような展開に呆然とした」、佐野亨は「この作品は検証や哀悼や連帯ではなく、動揺や怒りや対立を呼びおこす」、福間健二は「自然を甘く見ていたというだけの結論。何を隠蔽したいのか。若松監督、承知の上の職人仕事か」と、揃って厳しいコメントをつけた[15]。
評論家・編集者の中川右介は、作中ではほとんどの登場人物は実名であるのに対して、混乱の元凶のように描かれている「総理」だけ実名ではなく、万一抗議されても言い逃れできるようになっており、なぜ所長と同程度に描かなかったのかと疑問を呈している[16]。それは首相側の事情の視点の欠落につながり、作中では「総理が現地へ行くことになったのでベントが遅れ、被害が拡大した」となっているが、東電側にも不備があった事実が抜け落ちていると指摘している[16]。一方、時の首相菅直人自身は、本作に関して「周囲の人は、描き方が戯画的だとか色々言ってくれるんですが、そんなに、ひどいとは感じていません。劇映画ですしね」と語り、事実と微妙に違う点はいくつかあるが非常に事故のリアリティがよく出ている映画だと好意的に評価している[17]。
科学ジャーナリストの添田孝史は、糸井重里がTwitterで「約2時間ぼくは泣きっぱなしだった」とツイートしているが各種報告書でも推察できるように実際は「想定外の大津波」ではなく、日本原電や東北電力と同じ程度に津波対応を進めていれば避けられた事故だったにも関わらず、まるで人間の想定を超えた事態だったと作中では描かれており、東電の責任から目を背け、事故の本当の姿を現場の美談で隠してしまったと批判している[18]。
映画文筆家の増當竜也は、パニック映画として見るとスリリングな展開で、オールスター・キャストで華やかに映画映えしている。だが作業員らの決死の行動がまるで戦時中の特攻隊を彷彿させることは疑問だし、事故の原因に“大自然の猛威”以上の重大要素があるのでは?という問いにも答えていない。見る側の意識を啓蒙させてくれる真のエンタテインメントに成り得る資格を持ちながら、自ら放棄してしまっているのが残念だと評価している[5]。
典型的なコメントを一つとってみますが、
こりゃ年寄りも若いのも石器時代の遺物
と考えたほうがいいのが現代ニッポンといえます。