金融は崩れるか
「まだまだ嘘が続く」
昨日副島隆彦氏がNY発のショックについて次のように書いていた。
韓国人の、博奕(ばくち)打ちが運営していた、Archegos (アルケゴス)という名の、ファミリー・オフィスが、こそこそとやっていた株式投資に、大手の銀行(証券会社でもある)が、密かに、大きな資金を出していたことが発覚した。それが、焦げ付いて、株の投げ売り(fire sale ファイア・セール)が起きて、大騒ぎになった。
3月26日(金)の朝の市場が始まる前に、ゴールドマン・サックスは、さっさと200億ドル(2兆円)を「ブッロク取引」という手法で、投げ売り(ファイア・セール)した。次いで、モルガン・スタンレーが、150億ドル(1.5兆円)を投げ売りした。
「しまった」と血相を変えた。「抜け駆けされた」、と、野村ホールディングスと、クレディ・スイスが、慌てて、「自分たちも、売る」と、アルケゴスから担保(プレッジ)として取っていた株を投げ売りしたのは、NY株式市場(NYSE)が始まってからだ。もう遅かった。売り抜けることは出来なかった。 野村證券の 東京本社は、経営幹部たちまでが、震え上がりながら、出てきて、この27日(東京では、28日になった明け方から)に、社内、大騒ぎで対応しただろう。
それで、29日に、「損失額は2200億ドル。経営基盤を揺るがすほどではない」という記者発表を出した。
野村よ。もう、お前は立ち直れない。せっかく、今度の3月決算で、4千億円とかの利益を無理やり出して、損を客たちに押しつける、いつものやり方で、好決算を出して、意気揚々と、今の経営陣で、やってゆこうとした。その矢先で起きた大惨事だ。
野村の本当の損失額は、5000億円(50億ドル)だ。なぜなら、出遅れ、頓馬(とんま)仲間のクレディ・スイスが、「損失、5200億円」(=44億スイス・フラン)と4月6日に発表したのだから。それと並んで、同じだけの、この奇妙な、コソコソ投資をしていたのだから。2港で、合計で、100億ドル(1兆円)の損、と言われているから、5000億円ずつ、でこれで、計算が合う。野村は、この大損を、「損金を圧縮記帳して」のやり方で、「2200億円で済んだ」と、汗だらだらで、発表した。
アルケゴスのビル・ファン(ホアン?)は、100億ドル(1.1兆円)の資金を運用していた。しかし、実際には、これに、レバレッジ(投資倍率)を5倍ぐらいかけていたから、500億ドル(5兆円)だ。これらの資金を、プライム・ブローカーと呼ばれる、ゴールドマンや野村たち、大手の金融法人(世界的な大銀行)から、軒並み借りていたのだ。
そして、それらの株式が、逆回転をして、3月22日から、暴落を開始していた。それが、バイアコムCBS( 日本のソニーは、ここの歴史的な子会社だ)や、中国の百度(バイドゥ)などに、投資していた。
野村証券 の破綻、倒産への道が、これではっきりした。もう、この日本一の、証券会社は、保(も)たない。あと3年後に迫った 2024年の、NY発の世界大恐慌(ワールド・デプレッション)の先駆け(ハービンジャー)となって、野村證券は潰れる。
しかしこの事件、黒川敦彦氏によると、
中央銀行郡のQEが果てしなく続くので、
リーマンショックのような危機にはならないだろうとのこと。
大体現在の量的緩和が1000兆円以上となっているに対し、
今回のは5兆円規模の損失、桁が違うというのが論拠です。
実際、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーといった、
国際金融資本の本体は市場外取引でさっさと売ったのですから、
まごまごしていたのはその他の業者のみ。
だっから現物取引ではなく先物の一日限りの取引、
にすべきと私共も以前から言ってきたのです。
まだまだ波乱は各分野続きますが、
バカを見るのは、バカマスクとインチキワクチン、
を求める愚かな大衆で支配層はヘッチャラ。
これらの嘘が通用しなくなった時が危機というもの
であり、
特にこの国は内部からは変革しないので、
今後起こる大地震や放射能災害で初めて目覚める。
相も変わらずアスリートの腫瘍などが起きているのに・・・。