遺伝子ワクチンの新研究(1)
「急性障害・急死の詳しいメカニズム」
新型コロナウイルスの遺伝子組み換えワクチンの危険性については、
以前次のように述べました。
ボッシェ博士の話では、遺伝子ワクチン接種者の体内でワクチン誘導抗体ができ、これが本来は非特異的な自然抗体を特異的に変化させるため、変異ウィルスには全く抵抗できない免疫不全状態となってしまうとのこと。
さらに主にヨーロッパの状況をドイツの Klaテレビでやっていたのですが、
ワクチン接種開始後3か月間で急死や感染の発生が多数あり、このワクチン血栓などの症状が出やすくこれは若い世代にも多発とのこと。ちょうどトランプ陣営のフランクで Mike Adams の記事にあったのですが、ソーク研究所によるとこの原因は、全てのワクチンに含まれるor(m RNA によって組換えられた遺伝子によって作られる )スパイク蛋白質が血管疾患を誘発し、血栓・脳卒中・心臓発作・偏頭痛などによる死亡や傷害を引き起こしているとのこと。
その後欧米各国で急性障害や急死者が続出したため、
研究者たちがさらに詳しく調べたところ、
新たなメカニズムが解明されてきたようです。
一つは 全てのワクチンに含まれるor(m RNA によって組換えられた遺伝子によって作られる )、
スパイク蛋白質がなぜ血管疾患を高率に誘発するのか、
という点についてであり、
それは注射部位に留まるはずだったスパイク蛋白質が、
全身に分布していたという剖検結果から明らかであるとの事。
スパイク蛋白質は体内のあらゆる場所でACE2受容体と結合し、
これがすべての臓器に存在するようになるため、
これによる血管疾患は現在副作用が出ている一部の人だけでなく、
いずれすべての人々にこの副作用が発現することになるということです。
呼吸器系以外でも脳や心臓に高率に病変が出ることは、
このACE2受容体—スパイク蛋白質複合体は、
血液脳関門も簡単に通過してしまうことを示しているというわけです。
ACE2受容体といってもなかなか分かりにくいのですが、
腎臓のレニンーアンギオテンシンーアルドステロン系(RAAS)の復習から。
血圧低下・体液量減少が起こると、腎臓に行く血流量が減少して傍糸球体装置からレニンが分泌される → このレニンにより、アンギオテンシノ―ゲンからアンギオテンシンⅠが生成される →アンギオテンシンⅠにアンギオテンシン変換酵素 (ACE)が作用してアンギオテンシンⅡが生成される。このアンギオテンシンⅡは、血管のアンギオテンシンⅡ受容体に結合して血管収縮=血圧上昇を来たすと同時に、副腎髄質に働きアルドステロンを分泌させる →アルドステロンは、再び腎臓に作用してNaの再吸収を亢進させて体液量を増加させるため、さらに血圧を
上昇させることになる。
降圧薬として使われるACEIやARBは、アンギオテンシン変換酵素(ACE)とアンギオテンシンⅡ受容体に作用して血圧を下げるものと位置付けられる。
上の図を見てもらえばわかるように、
アンギオテンシンⅡの働きを抑えるにはその受容体の拮抗薬=ARBを投与するか、
アンギオテンシン変換酵素の働きを阻害して、
アンギオテンシンⅡ そのものを減らすACE阻害薬を投与すればいい。
スパイク蛋白質がACE2受容体に結合しやすいというのは血圧が下がるということ
であることが分かるわけです。
続きは明日にします。