遺伝子ワクチン対策(4)

「ワクチン研究者からの報告」

前回は、
「遺伝子ワクチンの実態=スパイク蛋白をコードするmRNAというものにウリジン修飾という操作を行うと、自然免疫系のToll様受容体TLRにキャッチされることなく生き物のように増殖してしまう。その結果それは予測もしなかった動態を持ち、これが人口削減のための生物兵器となる本質的危険性を持つに至った」
という話をしました。
一応これで mRNAワクチンの生物兵器(血管疾患を引き起こす)として、
の位置付けについては大まかな理解が可能になったと考えられますが、
次はこのワクチンが体内に入った時に、
身体がどのように反応するのかという宿主側の問題であり、
これまた非常に憂慮される結果を生むのだというボッシュ博士の指摘した問題です。
以前引用した動画の解説者は、
遺伝子ワクチンが本来非特異的である抗体を特異的に変えてしまう、
という強い危惧を持っており、
ワクチン誘導抗体が自然抗体の非特異性をなくしてしまうと、
新コロ変異種に対して無防備となり致命的になると述べていました。
で今回は、それがどんなメカニズムなのか知りたいと思い、
博士の WHOに当てた公開書簡というものを読んでみました。
しかしこれがなかなか難しく意味不明で、
結局、「老人層を不完全にワクチンで保護すると、
その結果できる超変異体により若者が被害を受ける」
ということしか読み取れないし、
mRNAという概念は全く出てこないので困ってしまった。
元々この人 DS側のワクチン開発責任者だったわけですから、
本質的な部分は言及できないような事情があるのかもしれません。

そこでやむを得ず次なるキーワードとして,
「抗体依存性感染増強= ADE」で検索してみると、
京都府立医大細川豊史名誉教授という人に当たった。
下にジャーナリストの堤未果との対談を載せておきますが、
文字起こしをしてくれた人がいるのでその内容は以下のよう。

聞き手:国際ジャーナリスト 堤未果。
「割と変異がよく生じるんですよね。
変異というのは、同じタイプじゃなくて、ちょっと変わっちゃうということですね。
その変異が起こるところに、このS抗原というのも実は変異を起こすんですけども。
今、例えば、日本で流行っている、コロナのS抗原に対して
抗体を作るってことはこれは多分短期間につくることは、可能性としてはあると思うんですね。
でも、そのS抗原が変異を起こしてしまった場合、
これは多分、ワクチンの専門家にとっては常識だと思うんですけども、
その変異したS抗原に対してできた抗体っていうのは、まあ中途半端な抗体なんですよね。
で、ヒトの免疫っていうのは、実は随分怖くって、暴走してしまうと逆に、
元の生体自分自身を傷つけて時には死に至らしめるということは往々にしてあることなんですけども」
聞き手「免疫が暴走する?」
「そうです。で、これはね、同じようなことがかつて一番多かったのがデング熱に対するワクチンだったんですけども、
やはり似たようなことが起こって、接種された多くの方が亡くなったんですよね。
これがね、、このウィルスが肺に感染を起こしてですね。
体中の臓器に血栓ができて、サイトカイン・ストームなんていう言葉がよく使われるんですけども、
全身の炎症反応に伴うことがよく生じるわけなんですね。
それと同じようなことを実は変異したそのS抗原に対する不忠群といいますか、
変わっちゃった変な抗体が出来た場合、それをジャッキしてその生体を傷つけてしまうということは、
まあ、ウィルスの、こういうワクチン製造をやってる方にとっては常識なんですよね。
で、今回、巷に流れている話しが、この基本的な話しが全く欠如しているんですよね。」
聞き手「そういうリスクについては、知らないんですか?みんな?」
「これはね、まあ、極端に言うと、先生はワクチン反対派ですかみたいな感じにね、
プラスかマイナスかにね、こう、黒か白かに絞られちゃう。
全然そうではなくって、これは学問的にと言うかワクチンの世界ではまず常識なんです。」

この先生の話をまとめると、
スパイクタンパクが変異すると不完全な抗体ができる、
そしてこれをテコにして免疫が暴走しサイトカインストームとかが起き、
ADEと呼ばれるような状態となってしまう。
過去にフィリピンでのデング熱ワクチンの例もあり、
ワクチンをやっている者には常識のこととされている。
だからワクチンに対する過度な期待というものをしてはいけない、
ワクチンでコロナショックのすべてが丸く収まるなどと考えてはいけない、
ということになる。
デング熱の経緯はどうであったかと言うと、

ウイルスに対する抗体には、「感染を止める抗体」(中和抗体)と「感染を止めない抗体」(非中和抗体)がある。後者は役に立たない抗体とも言えるわけだが、ウイルスの種類によっては、役に立たない抗体が命取りになることもある。抗体によって感染しやすくなる「抗体依存性感染増強(ADE)」である。デングウイルスやコロナウイルスで古くから知られている現象だ。
――(中略)――
フラビウイルスの仲間のデングウイルスは、東南アジアで流行する致死性のウイルスである。このウイルスには4種類の型があり、1つの型に感染した後に別の型に感染すると重症化してしまう。1つの型に対する良い抗体が、他の型に対しては悪い型として働いてしまうのだ。その現象のために、デングウイルスのワクチン開発は困難を極めた。
しかし、4種類の型すべてに免疫(抗体)を誘導するデング熱ワクチン「Dengvaxia」が開発され、2016年4月にフィリピン保健省は公立学校に通う約80万人の子供に対し、世界初の「Dengvaxia」の接種を開始した。当時は9歳以上の全人口の20%にワクチン接種すれば、デング熱による疾病負担は5年以内に50%低減するとみられていた。
フィリピンでは当初、時期尚早との反対意見が多く、WHO(世界保健機関)も推奨しなかったが、同7月に入りWHOが条件付きで推奨し始めたころから異変が。ワクチンを接種した小児がデング熱に感染すると重症化し、中には死に至るケースが続出したのだ。
製薬会社はワクチンとの因果関係を否定できないとして、「デングウイルスに感染歴のない子供に投与すべきではない」と発表。フィリピン保健省は直ちにこのワクチンの接種プログラムを停止して販売を中止、WHOもこれを支持した。その後、製薬会社はこのワクチン接種を「接種前スクリーニングを行い、デング熱の既往が確認された者のみに接種する方法を推奨する」とした。
ワクチンによって誘導される免疫が不十分の人には、ワクチンが逆効果になるということだ。
■「悪い抗体」を誘導しやすい人がどれくらいいるか
新型コロナウイルスに近縁のSARS(重症急性呼吸器症候群)コロナウイルスでも、ADE現象は起こりうるとしてワクチン開発は暗礁に乗り上げていた。もちろん、だからといって現行の新型コロナワクチンでも同様なことが必ず起こるというわけではないが、識者の間ではその可能性がわずかでも、リスクは注視すべきとの声は少なくない。
現時点では、新型コロナウイルスのワクチンで悪い抗体を誘導しやすい体質の人がどれくらいいるかがわからない。もし少数の人でも悪い抗体をつくりやすいとすれば、ワクチンの有効率がいくら高くても、一部の人にとってはワクチンで感染を防御できないばかりか発症率や重篤化するリスクを高めてしまう。

要するにスパイクタンパクにより誘導されるのは、
感染を防ぐ「中和抗体」と防がない「結合(非中和)抗体」の二つなのですが、
非中和抗体(結合抗体)の方はウィルスを免疫細胞に侵入させて、
免疫の機能を混乱させる可能性があるということらしい。
私たちの抗体というものに対する常識はここでかなり覆されるのですが、
次は中和抗体そのものにも問題があるのだという研究結果が出されている。

ADEの詳細なメカニズムについては明らかになっていないことも多い。ただこれまでに、複数のウイルス感染症でADEに関連する報告が上がっている。例えば、コロナウイルスが原因となる重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)に対するワクチンの研究では、フェレットなどの哺乳類動物にワクチンを投与した後、ウイルスに感染させると症状が重症化したとの報告があり、ADEが原因と考えられている。
また、ネコに感染するネココロナウイルス感染症でも、ウイルスに対する抗体を持ったネコが、再び同じウイルスに感染することで重症化するとの研究報告がある。ネココロナウイルス感染症の研究に取り組む、北里大学獣医伝染病学研究室の高野友美准教授は、そのメカニズムについて、「抗体と結合したウイルスが、抗体の一部分を認識する受容体を介してマクロファージに感染する。すると、マクロファージは症状を悪化させる因子を過剰に放出し、結果的に症状が悪化してしまう。抗体の量が中途半端であると起こりやすいと考えられているが、どのような条件で起きるのかはよく分かっていない」と説明する。

おい、おい、これじゃあワクチンなんて役に立たないじゃないか
と思われるわけですが、
どうやら私たちは「感染と免疫」というものについて、
再検討しなければならないようです。

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